アイ・オー・データ機器は同社のオーディオブランドfidata(フィダータ)のミュージックサーバー新製品として「fidata AS2(HFAS2-X40)」を9月下旬に発売する。価格は¥1,320,000(税込)。

画像1: フィダータから、Roonに対応し、ストリーミングサービスも楽しめるミュージックサーバー「fidata AS2(HFAS2-X40)」が9月に登場。同ブランド史上、最高の音楽体験を実現した第二世代

 HFAS2-X40は先般開催されたOTOTEN2023でも展示されていたモデルで、これまでのfidataで培った高品位技術を継承し、考えられるあらゆるオーディオ向けのテクノロジーを盛り込んだ次世代ミュージックサーバーだ。

 10Gbpsの超高速LANに対応、容量2TバイトのM.2 NVMeSSDを2台搭載し、ストライビングにより4Tバイトの容量を実現しつつ、均一なデータアクセスにより電圧変動を抑えている。接続端子にはUSB Type-Aに加えて、AES/EBUや同軸/光のデジタル出力、光LAN対応のSFPポートも搭載する。

 HFAS2-X40の一番の特長は、Roon Coreと、ストリーマーとしての機能を両立していることだろう。Roonとfidataのシステムは同時動作し、相互に連携しているため、HFAS2-X40に取り込んだ、CD音源やハイレゾ音源は、双方のシステムで再生できることになる。

画像2: フィダータから、Roonに対応し、ストリーミングサービスも楽しめるミュージックサーバー「fidata AS2(HFAS2-X40)」が9月に登場。同ブランド史上、最高の音楽体験を実現した第二世代

 さらにRoonLabs社が提供するROCK(Roon Optimized Core Kit)をfidataシステム上に搭載。システムアップデートに自動的に追従可能となり、fidataで培ったノイズ制御設計技術と合わせて、きわめて高いレベルでのハイエンドRoonサーバーを実現している。
※Roonサービスの利用には、RoonLabs社とサービス利用契約(有償)が必要。

 サブスクリプション音楽ストリーミングサービスについては、Amazon Music Unlimited(iOS版fidata Music Appを使用。後日のアップデートで対応予定)、Spotify(楽曲検索・再生指示にはSpotifyアプリを使用)、Qobuz(日本国内未サービス)、TIDAL(日本国内未サービス)に対応。各ストリーミングサービスと契約することで、ハイレゾ・ロスレスを含む楽曲を楽しめる。

 進化する音楽メタ情報活用と、高品位な視聴環境を両立するため、CPUにはintel製Core i3プロセッサーを採用した。進化するネットワークオーディオの世界に高い対応性を有しつつ、高いハイエンドオーディオソースとしての機能を盛り込んだ。

画像3: フィダータから、Roonに対応し、ストリーミングサービスも楽しめるミュージックサーバー「fidata AS2(HFAS2-X40)」が9月に登場。同ブランド史上、最高の音楽体験を実現した第二世代

 加えて、LAN DAC(D/Aコンバーター)へのオーディオ伝送技術である「Diretta」のホスト機能にも対応した。この結果、これまでPCでしか利用できなかったDiretta方式のLAN DACを、ネットワークプレーヤーとして使えるようになっている。

 楽曲データの管理・送信・配信用には「Twonky Server8」を搭載。これは、様々なメーカーのネットワークプレーヤーとの互換性も高く、使いやすさに定評があるソフトウェアだ。大量の楽曲データをきめ細かくソートできるナビゲーションツリー機能を備え、高解像度のアルバムアート表示を可能にするなど機能も充実している。

 回路設計にも配慮されており、スイッチング電源から供給された電源を、リニアレギュレータを組み合わせた回路で降圧することでスイッチングノイズを除去し、安定した電源供給を実現している。オーディオ出力ブロックのすべての電源生成部を始め、基板の大半の箇所に採用されている。操作性では、HFAS2-X40環境に従来のfidataシリーズを追加し、一体での運用が可能になっている。

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