アイレックス(eilex)は、8月1日よりリトアニアのフォノカートリッジブランド「AIDAS CARTRIDGES」製品の取り扱いを開始すると発表した。

 AIDAS CARTRIDGESの創設者Aidas Svazas氏は、材料工学を学んだ金属の専門家で、長年金属加工会社勤務を経て1990年代にカートリッジ修理工房を設立。その経験から自身でカートリッジ製造を始め、2010年に現在の会社MB “8 MILIMETRAI"を設立し、同年初作品となる「AS-1」を作り上げた。その後2020年まで米国Virahiend社のカートリッジをODM製造していたが、ODM供給が終了した後の2021年に、自社カートリッジを発売した。

 AIDAS CARTRIDGESのラインナップはコイルに銅線を使用した「CU」シリーズ、銀メッキ銅線を使用した「AG-CU」シリーズ、金メッキ銅線を使用した「AU-CU」シリーズ、そして24K金線を使用した「AU」シリーズの4種類。

CUシリーズ:¥1,034,000(税込)
AG-CUシリーズ:¥1,265,000(税込)
AU-CUシリーズ:¥1,265,000(税込)
AUシリーズ:¥1,496,000(Tru-stone Violet Gold/(税込)、¥2,178,000 (Mammoth Gold/(税込)

 コイル・ボディの製造を始め、全てをリトアニアでハンドメイドされているAIDAS CARTRIDGESには、独自のダブルサスペンション構造や端子ピンに金メッキではなく金プレス銅を使用する独自性や、ボディに木材をはじめレジンコンパウンドや人工石、さらにAUシリーズでは2万1,000年前のマンモスの牙を使用する等、材料工学を専門とするAidas氏ならではの驚きのアイディアとノウハウが投入されている。

 なお、全シリーズカンチレバーは、ボロン、スタイラスチップはマイクロリッジ型が使用されている。

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