アイ・オー・データ機器 G403
アイ・オー・データ機器では、ネットワークオーディオサーバー「Soundgenic」の新製品となる「Soundgenic Plus」と、fidataブランドの新製品「AS2」の展示が眼目で、実機を使って力の入った試聴デモンストレーションを実施していた。Soundgenic Plusは、ハイレゾのストリーミングミュージックサービスに対応したことが大きな進化点。Bluetooth入力(専用レシーバー付属)に対応したり、DAC機能を内蔵したUSB→RCAケーブルが付属するなど、使い勝手も向上させている。一方のAS2はようやく今夏の発売が決まったようで、Roon OS搭載、光LAN対応SFPポート搭載、ハイレゾストリーミングサービス対応、デジタル音声出力(光・同軸・AES/EBU)を初装備、といったフィーチャーを備える。価格は¥1,200,000+税。
オーディオテクニカ G404
オーディオテクニカは、昨年同様にアナログに特化した試聴デモを入念に行なっていた。会期の二日間では実に11ものプログラムが用意され、それぞれの1コマあたりの時間もたっぷり(1時間)とられており、来場者は真剣な表情でその音に聞き入っていた。
一般社団法人日本音楽スタジオ協会、一般社団法人日本オーディオ協会 G405
24日11:30からは、日本音楽スタジオ協会主催の「石川さゆり 50周年記念アルバム 『Transcend』『新時代に向けた音創りの試み』~それぞれのパッケージ(CD / SACD /アナログ盤)に対応した録音制作~」と題されたトークイベントが開催されていた。講演は、ミキサーズラボ会長/日本音楽スタジオ協会 名誉会長の内沼映二氏。4種類のパッケージの制作の工程、それぞれの特徴が、学生向けのセミナーだけに分かりやすく解説されていた。
エービーシー(Echowell Audio)、オーロラサウンド、金井製作所(奏KaNaDe)、DVAS、ハマダ(GLANZ) G407
G407ルームでは、5ブランドが合同展示。注目はオーロラサウンドのハイブリッド式のプリメインアンプ「HFSA-01」(今春発売)。真空管と半導体のいいところを組み合わせたハイブリッドタイプのステレオサアンプで、出力は「EL84真空管」により14W+14Wを確保。フォノイコ(MMカートリッジ対応)を内蔵しているのもポイントだろう。価格は¥338,000+税。一方、GLANZを展開しているハマダのブースでは、ラインナップするトーンアームを一堂に展示。最上位モデルを使ってのレコードの試聴デモを行なっていた(S/Nが良くとてもクリアなサウンドだった)。
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