パナソニック(Technics) ガラス棟6F G602
テクニクスブースに入ってすぐ、最も目立つ場所に置かれていたのは、6月末に発売するプリメインアンプ「SU-GX70」。CDやハイレゾ音源、ストリーミング、アナログレコードなど豊富な音楽ソースの再生に加え、テクニクス初となるARC対応のHDMI入力端子も備えた話題のモデルだ。実際、本機のすぐ横にはパナソニックのディスプレイが、その下のラックにCDプレーヤーやレコーダー等が設置され、SU-GX70を音楽再生のほかテレビの音声や映像ディスクまでを含むAV視聴の心臓部としてプレゼンスするデモが行われていた。
ティアック(TEAC、KLIPSH) ガラス棟6F G603
ティアックは「Reference 500/700」シリーズを中心に展示。創業70周年を迎える今年は、4月に発売したCDプレーヤー「VRDS-701」と5月発売のCDトランスポート「VRDS-701T」、6月発売のCDトランスポート「PD-505T」と、CD再生機のリリースが続いている。VRDS-701はティアックブランドとしては20年ぶりに独自技術のV.R.D.S.(Vibration-Free Rigid Disc-Clamping System)を採用し、より正確なデータの読み取りが可能に。TEAC ΔΣ ディスクリートDACも搭載した渾身の70周年記念モデルとなっている。VRDS-701TにもV.R.D.S.を採用、PD-505Tにも新設計のCDドライブを積んでいる。昨年秋から代理店となったクリプシュのスピーカーを使用してデモを行なっていた。
KEF JAPAN ガラス棟6F G607
KEFは、「Blade Meta」、「R Meta」、「Reference Meta」の各シリーズや、ワイヤレススピーカーを使って、2日間のうちに何度も試聴会を行なっていた。中でもKEFのサウンドイノベーション60周年を記念し昨年登場した「LS60 Wireless」と、「LSX II」のワイヤレスモデルは特に注目を集めた機種だ。RJ45での有線LAN接続や左右スピーカー接続も可能で、TIDALやAmazon Music、Spotifyなどのストリーミングサービスとも連携でき、デザイン面でもリビングに調和するスピーカーとして人気だという。ブースでは、ほとんどのラインナップを揃えて展示しており、来場者はハイエンドのBlade Metaシリーズ、手の届きやすいR Metaシリーズなど気になるモデルをじっくり検討していた。
●取材・文・写真:本多祐介
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