アイレックスは、Alareブランドの2機種目となる「Remiga1」を6月1日に発売した。

Remiga1 Beryllium  ¥8,360,000(ペア、税込)
Remiga1 Diamond ¥11,330,000(ペア、税込)
※仕上げ:レッド、グレー、オプティカル、ブラウン、ブラック、ホワイトの計6種類。いずれも光沢仕上げ

画像1: Alareの第二弾「Remiga1」がアイレックスから登場。テーパードトランスミッションライン+異径ウーファー構成の3ウェイ4スピーカーで、トゥイーター振動板は2種類から選択可能

 Remiga1は、既発売の「Remiga2」同様テーパードトランスミッションライン+異径ウーファーデュアルドライバー構成の3ウェイ4スピーカーだ。

 ウーファーは、開発時のコンピューターシミュレーションで導き出されたキャビネットに対し最適とされる200㎜と170㎜のカスタムメイドされたオーディオテクノロジー社製ポリプロピレンコーンの異径ドライバを単一ネットワークで使用し、低音を出しつつ、ミッドレンジとのつながりに考慮している。

 ポリプロピレンコーンはダンプ特性がひじょうによく、限界特性も穏やかという。Remiga2よりも一回り小さなウーファーでありながら、引けを取らないナチュラルかつスピードの速いタイトな低域を再生できるそうだ。

 ミッドレンジには125㎜セラミック振動板を搭載。軽くリジッドで、低歪のミッドレンジが透明感のある音楽再生に貢献している。ミッドレンジ専用の密閉された空間に設置され、チャンバー内に特殊アラミド繊維の吸音材を組み合わせることで不要な音を完璧に取り除いている。

画像2: Alareの第二弾「Remiga1」がアイレックスから登場。テーパードトランスミッションライン+異径ウーファー構成の3ウェイ4スピーカーで、トゥイーター振動板は2種類から選択可能

 トゥイーターは25㎜ベリリウムまたはダイアモンド振動板が選択可能。ベリリウム振動版では、高分解能な高域特性を維持しつつ、耳障りなうるささを完全に消し去ったAlareならではのチューニングが施されている。

 クロスオーバーネットワークの設計は、AUDIA社で培った基板設計技術が随所に盛り込まれている。ドイツMundorf社製の高性能パーツを主に使用し、非電導性のボード上に設置。配線は銀メッキ銅単線を使用する事により、電気経路の不要な干渉を排除した。

 キャビネットは、Remiga2同様複数の種類の木材を使用。振動吸収効果の計算に基づき異種の木材を幾層も重ねる事により、効果的に不要振動の発生を抑制しているそうだ。さらに木製キャビネット内部を金属ケージで補強する事により、キャビネット剛性を最大限まで高め、100kgにもなる躯体全体で不要な振動の発生を徹底的に排除している。

画像3: Alareの第二弾「Remiga1」がアイレックスから登場。テーパードトランスミッションライン+異径ウーファー構成の3ウェイ4スピーカーで、トゥイーター振動板は2種類から選択可能

「Remiga1」の主なスペック

●仕様:テーパードトランスミッションライン式3ウェイ4スピーカー
●使用ユニット: 200mmコーン型ウーファー、170mmコーン型ウーファー、125mmセラミック振動板ミッドレンジ、25mmベリリウムトゥイーターまたは25mmダイヤモンドトゥイーター
●インピーダンス:4Ω(最小3.3Ω)
●感度:87dB/2.83V/1m(one driven)
●再生周波数特性:35Hz〜30kHz(0〜-3dB)
●寸法/質量:W300×H1300×D580mm/100kg

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