アキュフェーズから、プリアンプの新製品「C-2300」(¥803,000、税込)が6月中旬に発売される。従来モデル「C-2150」と「C-2450」の諸機能を統合し、さらに上位モデル「C-2900」のノウハウを導入して、回路・機能面とも先進のクォリティとテクノロジーを集結した新ラインナップだ。

画像1: アキュフェーズ、「Balanced AAVA」回路を搭載したプリアンプ「C-2300」を6月中旬に発売。オプションボードの増設で、ハイレゾやアナログレコードの演奏も楽しめる

 同社では以前から「AAVA方式ボリュウム・コントロール」を推進してきているが、今回のC-2300は性能・音質面での一層の向上を図るために、AAVAを2回路平衡駆動とした「Balanced AAVA」を搭載。入力から出力まで完全バランス構成として低雑音化を実現し、音源の鮮度を損なうことなく音量を調整する。

 また本機は、BASS、TREBLE、MID 2ポジションの計4バンドのトーン・コントロールを装備し、きめ細かい音色調整も可能となっている。リアパネルのオプション・スロットに別売のデジタル入力ボード「DAC-60」や、アナログ・ディスク入力ボード「AD-60」を増設することにより、ハイレゾやアナログレコードの演奏も楽しめるようになっている。

 C-2300の主な特長は以下の通り。

●バランス構成ボリュウム・コントロール回路「Balanced AAVA」
●静粛で滑らかな操作感のボリュウム・センサー機構
●4バンド・トーンコントロール(低域40Hz/125Hz、中低域500Hz、中高域2kHz、高域8kHz/20kHz)
●左右独立構成の電源部とユニット・アンプ
●ライン5系統、バランス2系統の豊富な入力端子
●入力端子ごとに記憶可能な位相設定
●外部プリアンプとの接続が可能なEXT PRE入力端子(ライン/バランス)
●トータル・ゲインを整えるゲイン切替機能(12/18/24dB)
●パラレル・プッシュプル出力段搭載ディスクリート構成の高音質ヘッドホンアンプ
●Balanced AAVAによる左右のバランス調整
●信頼性に優れたロジック・リレー・コントロール信号切替方式
●「DAC-60」(別売)でPCとのUSB接続によるハイレゾ再生に対応
●「AD-60」(別売)でアナログディスク再生に対応

画像2: アキュフェーズ、「Balanced AAVA」回路を搭載したプリアンプ「C-2300」を6月中旬に発売。オプションボードの増設で、ハイレゾやアナログレコードの演奏も楽しめる

「C-2300」の主なスペック

●再生周波数特性:20Hz〜20kHz(+0/-0.2dB、BALANCED/LINE)
●全高調波歪み率:0.005%(20Hz〜20kHz、定格出力時、全入力端子)
●接続端子:アナログ入力7系統(RCA×5、XLR×2)、レコーダー出力2系統(RCA)、アナログ出力3系統(RCA×2、XLR×1)、外部プリアンプ入力端子2系統(RCA×1、XLR×1)、オプションボード増設スロットあり
●アッテネーター:-20dB
●消費電力:41W(オプション・ボード AD-60およびDAC-60増設時)
●寸法/質量:W465×H150×D405mm/19.3kg

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