「ステレオサウンド・レコメンディッド・ソフト」コラムでは、ステレオサウンドが発売している数多くの音楽ソフトの中から、ぜひ皆さんにお聴きいただきたいソフトを、順次紹介していきます。
今回ご紹介するのは、1977年にリリースされたジェイムス・テイラー8作目『JT』のSACD/CDハイブリッド盤です。中核メンバーはダニー・コーチマー(ギター)、リーランド・スカラー(ベース)、ラス・カンケル(ドラム)といった腕利きたち。名門スタジオとして知られるサウンド・ファクトリーで録音・ミックスされた音は、楽器の細やかなニュアンスまでがクリアーに捉えられ、奥行きのある音像が立ち現われます。
彼の声は浸透力が高く、テンポの速い曲からバラードまで、総じて穏やかに耳へと届けられます。本作は脇の締まった演奏に加え、リンダ・ロンシュタット、カーリー・サイモンらの好サポートぶりも手伝い、ジェイムス・テイラーのシンガー・ソングライターとしての才能が存分に味わえる仕上がりです。整ったオーディオシステムで聴き込むほど、洗練されたサウンド・デザインが享受できます。ぜひ皆さまのオーディオ・システムでお楽しみください。
『ジェイムス・テイラー「JT」(SACDハイブリッド) SSVS-003 』
■価格:¥3,850(税込)
■品番:SSVS-003
■仕様:SACDハイブリッド
■ステレオサウンド独占販売品(一部のオーディオショップを除く)
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