プリモ

画像: ▲プリモのヘッドホン「CD-3」

▲プリモのヘッドホン「CD-3」

 プリモは今年3月1日に発売したばかりのヘッドホンの新商品「CD-3」をフィーチャー。1980年~90年代に発売していた製品のリバイバルモデルで、最近、昭和歌謡やシティポップに注目が集まっていることから、商品化をしたという。装着感に懐かしさを覚えると共に、ヴォーカル帯域を中心に音が前に出るような元気の良さが魅力的。価格は¥9,700前後。

サイラス

画像: ▲LUXURY & PRECISIONのポータブルDACアンプ「W4」

▲LUXURY & PRECISIONのポータブルDACアンプ「W4」

 サイラスでは、LUXURY & PRECISIONブランドの新モデルにして最上位のポータブルUSB DACアンプ「W4」を参考出展。D/Aコンバーターに自社開発の「LP5108」を採用し、入力はUSB-C、出力は3.5mmおよび4.4mmアナログバランスの両方を搭載する。5月~6月の発売を予定しており、価格は¥70,000前後。

▲LUXURY & PRECISION「E7」

 また、同ブランドからはハイレゾに対応するポータブルプレーヤー「E7」も参考出品。独自OSを搭載し、384kHz(PCM)、11.2MHz(DSD)までのハイレゾ音源に対応する。D/AコンバーターはAKM「AK4497EQ」をチャンネルあたり1基搭載するが、D/A変換回路はモジュール化されており、自社開発D/Aコンバーターを搭載したモジュールも登場する予定とのこと。発売時期は未定だが、¥600,000~¥700,000ほどのプライスを予定しているという。

ソニー

画像: ▲ヘッドホン「MDR-MV1」

▲ヘッドホン「MDR-MV1」

 発売を間近に控えたソニーの最新モニターヘッドホン「MDR-MV1」(¥59,400税込/ソニーストア予約価格)がイベントに初登場し、一聴しようと長蛇の列ができていた。同社初となる背面開放型のモニターヘッドホンで、40㎜口径のドライバーユニットにより5Hz~80kHzまで再生可能としている。また、モニターヘッドホンの定番である「MDR-CD900ST」との比較視聴のほか、(MDR-MV1は)立体音響のモニタリングに適しているということから、「360 Reality Audio」による再生も行なわれていた。

画像: ▲360 Reality Audio編集機

▲360 Reality Audio編集機

TAGO STUDIO TAKASAKI

画像: ▲ヘッドホン「T3-01」

▲ヘッドホン「T3-01」

 TAGO STUDIO TAKASAKIは、自らがスタジオを運営する傍ら、そのスタジオで鳴る音は“究極のナチュラルサウンド”とし、その音をヘッドホンでも体験できるよう商品を展開している。「T3-01」は、ヘッドホン製造メーカー「TOKUMI」と共同開発したモデルで、ハウジングにウイスキー樽で使われたオーク材を用いたモデルも用意。音質はもちろんだが、SDGsにも意識を向けた商品でもある。

beyerdynamic

画像: ▲イヤホン「Xelento 2nd Generation」

▲イヤホン「Xelento 2nd Generation」

 今年3月より日本で再展開を始めたとあって、ヘッドフォンファンの注目を集めたBeyerdynamicのブース。TESLA.11ドライバー搭載のイヤホン「Xelento 2nd Generation」を中心に同社製品をズラリと並べ、ラインナップを訴求していた。「Xelento 2nd Generation」は、Bluetoothのワイヤレスモデルとワイヤードの2種類を展開。いずれも10Hz~50kHzという広帯域を謳っている。ワイヤレスモデルの稼働時間はエンハンスメントモードが9時間30分、エンハンスメントオフで14時間と長いのも特徴。価格はワイヤレスモデルが¥178,000、ワイヤードが¥148,000。

xMEMS

画像: ▲圧電型スピーカー「Montara Plus」

▲圧電型スピーカー「Montara Plus」

 2020年に世界で初めて、シリコン基板などの上に微細加工技術によって集積化するMEMS技術によりモノリシック(一体化した)なスピーカーを完成させた米国xMEMS。会場では今年のCESで発表された最新の圧電型スピーカー「Montara Plus」が展示されていた。圧電型では難しかった高音圧再生に対応。120dB@200Hzがギャランティされている。

ORB

画像: ▲「Custom Earphone」(参考出品)

▲「Custom Earphone」(参考出品)

 ORBは「Custom Earphone」を参考出品。バランスド・アーマーチュア(BA)を1基搭載するCF-IEMをベースにしたモデルで、よりナチュラルで瑞々しい音色が楽しめるという。6月頃の発売を予定しており、価格は¥100,000前後とのこと。

 また、コンパクトなD/Aコンバーターも参考出品していた。USB-Cから3.5㎜ステレオミニジャック、または4.4㎜バランスドジャックの2モデルのリリースを予定している。3.5㎜モデルが¥12,000前後、4.4㎜バランスモデルが¥14,000前後でのリリースを予定している。

画像: ▲参考出品のD/Aコンバーター

▲参考出品のD/Aコンバーター

 フルカスタムオーダーリケーブル「Custom-made Cable」のサービスがスタートするという。ORBがセレクトした7種類の線材、10種類のプラグ、9種類のコネクタを自由にチョイスし、ORBマイスタークラフトマンの手により制作。自分だけのリケーブルが手に入るものとなる。価格は基本料金¥28,600(税込)に、別途部品代が加わる。

画像: ▲Custom-made Cable

▲Custom-made Cable

ZMF headphones(ブライトーン)

画像: ▲最新ヘッドホン「Atrium」

▲最新ヘッドホン「Atrium」

 米国ZMF headphonesの最新モデル「Atrium」が展示されていた。振動板素材にバイオセルロースが用いられ、磁気回路にネオジムマグネットの中でも希少性の高いN52グレードを採用。アトリウム(中央広間)という名の通り、同社製品の中で最もグリルとカップの通気口の面積が広く採られている。スタンダードモデル(¥462,000・税込)のほか、ハウジングに希少木材を使用したリミテッドモデル(¥488,400・税込)を用意する。

LUXMAN/FOCAL

画像: ▲Focalのヘッドホン「BATHYS」

▲Focalのヘッドホン「BATHYS」

 フォーカル初のBluetooth対応ノイズキャンセリングヘッドホン「BATHYS」が発売開始された。価格は¥125,000(税込)。美しいカーブを描くイヤーパッドグリルのキャビネットに40mm径のアルミニウム/マグネシウム製M型ドームドライバーユニットをマウント。ノイズキャンセリングは2種類用意される。入力はBluetooth5.1、3.5㎜アナログ、USB-Cの3系統で、USB-C入力時は192kHz/24bitのハイレゾ再生に対応する。

 また、ブースには昨年話題を集めたフォーカルのフラグシップヘッドホン「Utopia SG」を聞こうと多くの人が集まっていた。ユートピアシリーズらしく、振動板素材にピュアベリリウム材を用いた40mm径M型ドームドライバーユニットを採用。フルレンジ・オープンエアー型で、490gという軽い付け心地と陽性で開放的な音色が魅力的。1.5mのステレオミニ端子と、3.0mの4ピンXLRバランス端子の2種類のケーブルが付属する。価格は¥660,000(税込)。

画像: ▲ヘッドホン「Utopia SG」

▲ヘッドホン「Utopia SG」

●取材・文・写真:栗原祥光

This article is a sponsored article by
''.