Appleは先日、クラシック音楽の愛好家にふさわしいリスニング体験を提供するために設計された新しい音楽配信アプリケーション「Apple Music Classical」を発表した。既にアプリの提供がスタートしており(日本、中国、ロシア、韓国、台湾、トルコを除く)、ほぼすべてのApple Musicのサブスクリプションの登録者は追加費用なしで利用できるようになっている。

 音質は、サービス全体で最大192kHz/24ビットのロスレスオーディオを採用。ハイレゾロスレスモードでは、音符の一つひとつに触れることができるほど、鮮明でクリアーなサウンドを実現する。ドルビーアトモスによる空間オーディオもラインナップされ、360度あらゆる方向から聴こえてくる音楽に浸ることもできる。

 楽曲は世界最大となる500万曲以上のクラシック音楽のカタログを揃えており、ユーザーは検索機能を活用して気になる作品を簡単に見つけることができる。

画像: Apple Music Classicalが一部地域を除いて配信をスタート。最大192kHz/24ビットのロスレスで、500万曲以上のクラシック音楽が楽しめる

 そもそもクラシック作品には複数の楽章やトラックがあり、有名な作品では異なるオーケストラ、指揮者、ソリストによる何百もの録音が存在する。また、バッハのBWV(バッハ作品目録)やモーツァルトのK(ケッヘル番号)のように、多くの作曲家が独自の特別な作品番号を持っている。

 Apple Music Classicalではこのような状況を考慮し、作曲家、作品、作品番号、指揮者、アーティスト、楽器、作品の通称などのキーワードの組み合わせで使える検索機能を再設計した。作品を検索すると、その作品のすべての録音に加え、エディターが選んだ録音も表示される。

 さらにApple Musicでは、サービス開始から今後も、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、カーネギーホール、シカゴ交響楽団、ロンドン交響楽団、メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク・フィルハーモニック、パリ国立オペラ、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、サンフランシスコ交響楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を含む世界有数のクラシック音楽団体と提携し、Apple Music Classicalのリスナーにユニークで独占的なコンテンツを提供していくそうだ。

 また2023年3月から、Today at Appleのプログラムの一環として、パートナーを招いたオーケストラの生演奏を、世界中のApple Storeで開催することも予定している。

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