オルトフォンジャパンでは、ドイツAcoustic Solid社のレコードプレーヤー2モデルを3月に発売する。
【発売中止】Solid Classic Wood Black ￥500,500（税込、トーンアームレス、マウントベース付属）
Solid ClassicWood MPX ￥587,400（税込、トーンアームレス、マウントベース付属）
※3月28日更新 「Solid Classic Wood Black」は諸般の事情により発売中止となりました
Acoustic Solid社のレコードプレーヤーは、直線と曲線を巧みに用いながらシンプルで合理的にまとめられた、機能美に満ちた製品づくりをモットーとしている。これはかつて同じドイツに生まれ、モダニズムの基礎を構築した「バウハウス」で育まれた合理性と機能性の両立を理想とするインダストリアルデザインに範を取ったものだ。
そして、かつてのClassic Woodシリーズから装いを一新した「Solid Classic Wood Black」は、バウハウス金属工房で生み出されていた銘品たちを彷彿とさせるモダンなデザインが特徴となる。キャビネットには高密度HDF材を採用し、表面はマットブラック仕上げ。モノトーンにまとめられたシンプルな色調は、白や黒を基調とした現代的な住環境にも違和感なく溶け込むだろう。
レコード盤を載せるプラッター（回転盤）や先端にスパイクを備えた3本の脚部には、上級モデル同様に肉抜きなしの重質量な無垢アルミ切削材を採用。マットブラックのキャビネット上で輝くプラッターは、クラフトマンシップを誇りとするドイツの職人の手によって鏡面磨きが施されている。
一方の「Solid Classic Wood MPX」は、かつての同社が発売していた「Solid Classic Wood」シリーズを彷彿させるモデル。SolidClassic Woodは、肉抜きのない重質量なアルミ無垢材切削のプラッターと突き板仕上げのウッドキャビネットを備え、オーソドックスでシンプル、かつ物量投入型の質実剛健なプレーヤーだった。
そしてClassic Woodには上位モデルとなるWood MPXが存在していた。重厚かつ剛性に優れた積層合板を採用し、ウッドキャビネットでありながら、きわめて「Solid」なサウンドを誇ったWood MPXは、シリーズの最重量モデルとしてClassic Woodに勝るとも劣らないほどの人気を博していたが、モデルチェンジのために2機種ともに姿を消していた。
しかし市場からは両機の復活を望む声が根強く、同時にMPXについては軽量化の要望も多くあったそうだ。これらの声に応えて今回、Solid Classic Wood MPXが誕生した。
キャビネットにはバーチ材の積層合板を採用。木材特有の「Acoustic」な響きを残しながら「Solid」でもあるという理想的な特性を持つキャビネットは、同社のサウンドフィロソフィーにもっとも相応しいとして特別に製作されたという。
「Solid Classic Wood Black」の主なスペック
●ターンテーブル（プラッター）：35mm厚アルミ削り出し、重量約7kg
●ベース：35mm厚HDF材
●軸受：Sideway Lining Cast
●軸受底面：テフロン板
●スピンドル底部：セラミックボール
●トーンアーム：9インチタイプ専用、1本搭載可（※9インチを超えるセミロングもしくはロングアームは搭載不可）
●モーター：ドイツBerger Lahr社製ACシンクロナスモーター
●マイクロコントローラー：回転速度調整可能、水晶発振器搭載
●スイッチング電源：50/60Hz、AC100〜240V対応
●ターンテーブルシート：本革スエード（ブラック）、アクリルシート付
●プレーヤー本体の高さ：調整可能
●設置スペース：W500×D420mm※最低限の値
●質量：約20kg（アームレス時）
「Solid Classic Wood MPX」の主なスペック
●ターンテーブル（プラッター）：35mm厚アルミ削り出し、重量約7kg
●ベース：35mm厚バーチ材積層合板
●軸受：Sideway LiningCast
●軸受底面：テフロン板
●スピンドル底部：セラミックボール
●トーンアーム：9インチタイプ専用、1本搭載可（※9インチを超えるセミロングもしくはロングアームは搭載不可）
●モーター：ドイツBerger Lahr社製ACシンクロナスモーター
●マイクロコントローラー：回転速度調整可能、水晶発振器搭載
●スイッチング電源：50/60Hz、AC100〜240V対応
●ターンテーブルシート：本革スエード（ベージュ）、アクリルシート付
●プレーヤー本体の高さ：調整可能
●設置スペース：W500×D420mm※最低限の値
●質量：約19kg（アームレス時）
