日本国内でオーディオ用真空管を製造する高槻電器工業株式会社は、2023年4月1日より、真空管の販売価格を改定する。2010年の発売以来ベストセラーとなっている「TA-300B」から、昨年7月に発売した「TA-2A3」まで、すべてのオーディオ用真空管が対象となっている。

 同社は創業当初に真空管の製造に携わっていた経緯から、当時国内製造が途絶えていた“国産オーディオ用真空管”の復活を、2007年に立ち上げた。TA-300Bは、2010年に発売されるや否や大好評となり、日本にとどまらず、世界中のオーディオファイルに愛用されている。

 同社のオーディオ用真空管は、利益を生み出すことよりも、より多くのファンに楽しんでもらうことを目的としてきた。しかしその一方で昨今の社会情勢もあり、真空管に必要な様々なパーツを確保し、音質を守り続けることはひじょうに難題になっている。そのため、今回の価格改定に至ったそうだ。

 4月1日以降の各製品の価格(税込)は以下の通り。

TA-300B ¥209,000(ペア)
TA-274B ¥110,000(1本)
TA-274A ¥110,000(1本)
TA-2A3 ¥187,000(ペア)

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