ラックスマンは、プリアンプの最新モデル「C-10X」(¥1,650,000、税込)を4月に発売する。カラーはブラスターホワイト。

画像1: ラックスマンが、創業100周年を見据えた新世代を担う 新たなフラグシッププリアンプ「C-10X」を4月に発売。フルバランス構成の高音質・増幅帰還エンジン「LIFES」を搭載

 C-10Xは、2013年に発売された「C-900u」の後継モデルで、同社フラグシッププリアンプとして10年ぶりにフルモデルチェンジを果たした。アンプ回路を一新し、2025年のラックスマン創業 100周年に向けた次世代コンポーネントが持つべき、圧倒的なオーディオクォリティを目指して開発されている。

 アンプ部には、ステレオパワーアンプ「M-10X」に採用した新開発の増幅帰還エンジン「LIFES」(Luxman Integrated Feedback Engine System)を、コントロールアンプとして初めて搭載。フルバランス構成のプリアンプ回路として、4基を完全に同一条件で配置し、圧倒的なピュアネスと自然で立体的な音場表現を獲得している。

 LIFESでは、従来のODNF(Only Distortion Negative Feedback)方式の静特性を大きくステージアップするため、歪を検出する差分アンプの大胆な改良を実施。差分アンプの初段に優れた特性のNチャネル・デュアルJFETを採用することで、歪の検出精度を大幅に向上させている。性能を改善しながら回路を構成する素子のパラレル数削減にも成功し、増幅回路全体の動作構成を大きく変革することによって、増幅時の歪をおよそ半分に低減した。

画像: ボリュウム回路の「LECUA-EX」(Luxman Electric Controlled Ultimate Attenuator-Excellent eXperience)

ボリュウム回路の「LECUA-EX」(Luxman Electric Controlled Ultimate Attenuator-Excellent eXperience)

 ボリュウム回路も新しくなっている。ラックスマンが開発したLECUA(Luxman Electric Controlled Ultimate Attenuator)は、基板上に並べられたチャンネルごとに独立した高音質固定抵抗を、ボリュウムの位置によって切り替える電子制御のアッテネーター方式を採用していた。2006年に発売された「C-1000f」以降は、増幅回路を一体化した「LECUA1000」として、外来振動の影響や音量位置による音質の変化がきわめて少なく、経年劣化も発生しにくいボリュウム装置として、数多くの製品に搭載し熟成を重ねてきている。

 今回のC-10Xでは、高精度ロータリーエンコーダーと新開発の重量回転機構を組み合わせ、より一層の信頼性と自然で上質な操作感を実現した 「LECUA-EX」(Excellent eXperience)を搭載。0〜95.5dBまで192段階の細やかなステップ数と、ボリュウムノブを回転させる速度やリモコンの長押しで適度に音量の増減を加速させる設定により、快適で音質劣化を抑えた音量調節を可能にしている。

画像2: ラックスマンが、創業100周年を見据えた新世代を担う 新たなフラグシッププリアンプ「C-10X」を4月に発売。フルバランス構成の高音質・増幅帰還エンジン「LIFES」を搭載

 その他のC-10Xの特長は以下の通り。

●新開発の高音質・増幅帰還エンジンLIFES採用のディスクリート・プリアンプ回路
●バランス入力→バランス出力の完全なストレート回路を実現するプリアンプ回路4基によるフルバランス構造
●大容量のCIコア電源トランスとカスタム仕様のブロックコンデンサーを組み合わせたハイイナーシャ(高慣性)電源回路
●内部配線には各芯スパイラルラップ・シールドと芯線の非メッキ処理で自然な信号伝送を実現したオリジナルの OFCワイヤーを採用
●すべてのオーディオ回路にレジスト被覆の誘電効果を排除した100μm厚のレジストレス金メッキピールコート基板を採用
●電子制御のバス/トレブル式トーンコントロールとLECUAによる音量シフト機能を使用した LRバランス調節機能
●出力レベルの異なる複数の入力機器のレベルを揃えることができる入力オフセット機能(入力端子ごとに0〜-6dBでの範囲でプリセット可能)
●システム環境に合わせてアンバランス/バランス/バイアンプが選べる出力モード切替え
●アンバランス接続専用のバイアンプ出力モードでは出力系統ごとのレベル設定が可能(±6dB)
●バランス入力1〜3はプリセットした位相(3番HOTか、2番HOTか)を端子ごとに記憶
●アンバランス外部プリ入力端子を搭載
●シャーシ電流によるアースインピーダンスの上昇や発生磁界の影響を隔絶するループレスシャーシ構造
●微小レベルのデリケートな音楽信号を不要な振動から守るグラデーション鋳鉄製レッグ
●アンバランス入出力にはオリジナルの27mmピッチ高剛性RCA端子/バランス入出力にはノイトリック社製高品質XLR端子を採用

画像3: ラックスマンが、創業100周年を見据えた新世代を担う 新たなフラグシッププリアンプ「C-10X」を4月に発売。フルバランス構成の高音質・増幅帰還エンジン「LIFES」を搭載

「C-10X」の主なスペック

●接続端子:アナログ音声入力6系統(RAC×3、XLR×3)、アナログ音声出力4系統(RCA×2、XLR×2)、EXT PRE IN 1系統(RCA)
●入力感度/入力インピーダンス:アンバランス180mV/45kΩ、バランス180mV/90kΩ
●出力/出力インピーダンス:アンバランス1V(最大14.1V)/90Ω、バランス1V(最大28.7V)/180Ω
●S/N:アンバランス129dB(IHF-A)、バランス132dB(IHF-A)
●消費電力:33W(電気用品安全法)、2.6W(スタンバイ時)
●寸法/質量:W440×H130×D434mm(前面ノブ、背面端子含む)/19.8kg

https://www.luxman.co.jp/presspro/c-10x

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