竹中直人監督10作目となる劇場映画『零落』が3月17日（金）にテアトル新宿ほかで全国ロードショー公開となる。浅野いにお氏による同名漫画（小学館・刊）をモチーフに、斎藤 工、趣里、MEGUMI、玉城ティナ、安達祐実、土佐和成、吉沢 悠といった豪華俳優陣が紡ぎ出す、“悲しくも美しい物語”だ。
＜STORY＞ 8年間の連載が終了した漫画家・深澤 薫は、自堕落で鬱屈した空虚な毎日を過ごしていた。SNSには読者からの辛辣な酷評、売れ線狙いの担当編集者とも考え方が食い違い、アシスタントからは身に覚えのないパワハラを指摘される。多忙な漫画編集者の妻ともすれ違い、離婚の危機。世知辛い世間の煩わしさから逃げるように漂流する深澤は、ある日 “猫のような目をした” 風俗嬢・ちふゆと出会う。堕落への片道切符を手にした深澤は、人生の岐路に立つ……。
竹中監督自身が「どうしても映像化したかったんです」と語る本作では、漫画という創作物に真っ正面から向き合い、苦悩するクリエイターの姿が美しい映像とともに描き出されている。終始うつむき加減の齋藤 工さんは寂寥感を湛え、苦悩する姿は物づくりに関わる者として身につまされる。時折インサートされるビルの窓明かりや階段などの街並みも印象的で、繰り返し味読したい作品に仕上がっている。
そんな本作の舞台挨拶付き披露プレミア上映会が2月8日（水）に開催が決定、チケットが本日（2月1日）19:00から販売される。また、浅野いにお氏描き下ろしのイラスト「歓楽街に佇む、ちふゆ」が使用されたムビチケも2月3日（金）から販売予定だ。
『零落』舞台挨拶付き完成披露上映会
●日時：2023年2月8日（水）18:00の回（上映開始前挨拶）
●場所：テアトル新宿（東京都新宿区新宿3丁目14−20 新宿テアトルビル B1）
●登壇者：斎藤工、趣里、玉城ティナ、竹中直人監督、浅野いにお（原作者）※登壇者は変更になる場合があります
●チケット販売：2月1日（水）19:00〜※劇場窓口販売は2月2日（木）劇場オープン時から
●料金：￥2,100（税込）均一 ※ムビチケ利用不可
●販売方法：テアトル新宿のオンラインチケット予約、および劇場窓口にて販売
『零落』（128分/5.1ch/ビスタ/カラー/日本/2022年/PG12）
●出演：斎藤工、趣里、MEGUMI、山下リオ、土佐和成、吉沢悠、菅原永二、黒田大輔、永積崇、他●原作：浅野いにお「零落」（小学館 ビッグスペリオールコミックス刊）
●監督：竹中直人
●脚本：倉持裕
●音楽：志磨遼平（ドレスコーズ） 主題歌：ドレスコーズ「ドレミ」（EVIL LINE RECORDS）
●製作幹事・配給：日活／ハピネットファントム・スタジオ
●制作プロダクション：ジャンゴフィルム
●宣伝協力：ミラクルヴォイス
●製作：「零落」製作委員会（日活／ハピネットファントム・スタジオ／小学館）
（c）2023浅野いにお・小学館／「零落」製作委員会
