角川大映スタジオは、ソニーピーシーエル(以下、ソニーPCL)と共に、2023年1月から角川大映スタジオ内のステージCに、約8Kサイズのソニー製Crystal LED Bシリーズを期間限定で設置し、大型LEDディスプレイを活用したインカメラVFXを中心とするバーチャルプロダクション、および制作ソリューションを提供すると発表した。

※バーチャルプロダクションとは
大型LEDディスプレイ、カメラトラッキングとゲームエンジンを組み合わせた撮影手法のひとつ。主に3DCGで作成した背景(バーチャル背景)を大型ディスプレイに表示し、その手前に実際のオブジェクトや人物を配置してカメラで再撮影することで、背景に映し出された場所で実際に撮影したかのような映像を制作する技術のこと

 これによって角川大映スタジオは、映画スタジオとして新しい表現を可能にする技術の取得、ならびに将来的なニーズに沿ったバーチャルプロダクション開発を進め、新たなサービス提供に向けた準備を開始する、としている。また、KADOKAWAグループのゲーム、CG・VFX会社とのバーチャルプロダクションを活用した協業や、リアルイベントでの活用なども目指すという。

 ソニーPCLとしは、角川大映スタジオと共に、これまで自社スタジオで提供してきたバーチャルプロダクション・ソリューションを活用した、より実践的なCM・ドラマ・映画などの映像制作普及と、スタジオSIソリューションの提案を積極的に進めていくとしている。

スタジオスペック
住所:東京都調布市多摩川6-1-1 角川大映スタジオ ステージC内
期間:2023年1月16日~2023年3月31日
仕様:スタジオ面積550 m2(167坪)、高さ8.0m、電気容量240kw(100V/200V併用)
スペック:LEDサイズ/W12,160mm × H5,472mm(解像度:H7,680 × V3,456ピクセル)

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