10月20日(木曜日)、アークティック・モンキーズの新作『The Car』の先行・全曲試聴会が「ヒューマントラストシネマ 渋谷」「テアトル新宿」「シネ・リーブル梅田」の3箇所の映画館で開催された。
「ヒューマントラストシネマ 渋谷」「テアトル新宿」「シネ・リーブル梅田」にはすべて完全オーダーメイドによる音響システム「odessa」が導入されており、日常的に上映されている映画作品のみならず、音声に特化した作品をプレイバックしても抜きん出たサウンドを提供できる環境が整っている。
アークティック・モンキーズ7作目となる新作『The Car』はバンド・サウンドと豪華なオーケストラ・サウンドの融合が聞きどころで、その「隙間」のある音創りが音響システム「odessa」で奏でられた。40分弱の新作試聴会は照明がおとされた暗闇の状態で実施されたことも手伝って、すべての来場者がアークティック・モンキーズの音楽に真剣に耳を傾けていた。
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昨日開催された試聴会ではアレックス・ターナーの色艶のあるヴォーカルが中央、バンド・サウンドとオケが左右チャンネルのみならず、奥行き感を伴って再現されていたのが印象的だった。ヨーロッパならではの陰影感を湛えたオケの音色がきちんとプレイバックされていたのも特筆される。
当然ながら映画館のフロントL/C/Rのスピーカーシステムはスクリーン裏に設置されているので普段は見ることが難しい。下記の写真は音響システム「odessa」が「テアトル新宿」に導入される際、『プロサウンド』編集部が取材時に撮影したもの。
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