TVS REGZAから、2022年春夏の新製品群の第2弾が発表された。4K液晶レグザ、4K有機ELレグザ合わせて、全5シリーズ14モデルにもなる。サイズは43型~75型までをラインナップし、7月1日より順次発売される。型番、価格などの詳細は下記を参照されたい。

●4K液晶レグザ
<Z570Lシリーズ>
65Z570L オープン価格(実勢¥265,000前後) 7月1日発売
55Z570L オープン価格(実勢¥190,000前後) 7月1日発売
50Z570L オープン価格(実勢¥155,000前後) 7月1日発売
43Z570L オープン価格(実勢¥135,000前後) 7月1日発売

<M550Lシリーズ>
75M550L オープン価格(実勢¥255,000前後) 8月発売
65M550L オープン価格(実勢¥190,000前後) 8月発売

●4K量子ドット液晶レグザ
<Z770Lシリーズ>
75Z770L オープン価格(実勢¥375,000前後) 8月発売
65Z770L オープン価格(実勢¥310,000前後) 8月発売
55Z770L オープン価格(実勢¥255,000前後) 8月発売

画像1: TVS REGZA、4K液晶レグザ、4有機ELレグザの新製品を一挙5シリーズ14モデル発表。液晶「Z770Lシリーズ」は量子ドット搭載で、鮮やかな色再現を可能に

<Z670Lシリーズ>
50Z670L オープン価格(実勢¥190,000前後) 8月発売
43Z670L オープン価格(実勢¥165,000前後) 8月発売

●4K有機ELレグザ
<X8900Lシリーズ>
65X8900L オープン価格(実勢¥440,000前後) 7月下旬発売
55X8900L オープン価格(実勢¥310,000前後) 7月下旬発売
48X8900L オープン価格(実勢¥255,000前後) 7月下旬発売

 今回のラインナップの中でも注目なのは、近年のトレンドでもある量子ドットを採用した「Z770Lシリーズ」「Z670Lシリーズ」の二つだろう。ちなみにこの2シリーズの違いは、タイムシフトマシン機能の搭載の有無(Z670Lシリーズは非搭載)、画面サイズの違いが主なものなので(43Z670Lはエリアコントロール非対応)、用途や画面サイズ、設置場所などに合わせて選ぶといい。

画像: 左からZ770Lシリーズの55型、65型、75型。Z670Lシリーズの50型、43型

左からZ770Lシリーズの55型、65型、75型。Z670Lシリーズの50型、43型

 さて、この2シリーズは5月の発表会で登場した新世代の映像エンジン「レグザエンジンZRII」が搭載されており、画質のクリエーションに関しては、同エンジン搭載の「Z870L」と同じく、「美肌」「ネット動画」「地デジAIビューティ」など、レグザらしい精細感のある画質で楽しめるようになっている。

画像: 映像エンジン「レグザエンジンZRII」

映像エンジン「レグザエンジンZRII」

画像2: TVS REGZA、4K液晶レグザ、4有機ELレグザの新製品を一挙5シリーズ14モデル発表。液晶「Z770Lシリーズ」は量子ドット搭載で、鮮やかな色再現を可能に

 バックライトについては、miniLEDではないものの、広色域量子ドットの採用によって赤や緑の再現性が向上することで、より一段と鮮やかな色彩を実現しているということだ。もちろん、エリアコントロール(43型は除く)にも対応しており、コントラスト面でも高いスペックが確保されている。

画像3: TVS REGZA、4K液晶レグザ、4有機ELレグザの新製品を一挙5シリーズ14モデル発表。液晶「Z770Lシリーズ」は量子ドット搭載で、鮮やかな色再現を可能に
画像: 量子ドットの模型。量子ドットのフィルター(写真の白い部分)を透過すると、LEDの青い光が白くなるのが分かる

量子ドットの模型。量子ドットのフィルター(写真の白い部分)を透過すると、LEDの青い光が白くなるのが分かる

 スピーカーシステムは、4K有機ELの「X9900L」とまではいかないまでも、液晶ラインのハイエンドモデルに相応しい、ドルビーアトモスにも対応する重低音立体音響システムが搭載されている。メインスピーカーは2ウェイ、上部にはダブルトップトゥイーターが設置され、高さ方向の再現も可能な品位の高いサウンドが楽しめるということだ。リモコンにはマイクも内蔵され、部屋の音響特性を測定・補正してくれるオーディオキャリブレーション機能も備えている。

 そのリモコンは、新世代レグザと同様に、各種VODサービスをダイレクトに選択できる専用ボタンを備えた仕様となった。HDMI入力端子はHDMI2.1に対応しており、4K/120p映像の入力、VRR対応、ALLM対応など、ゲーミング用途への幅広い対応を謳っている。

 Z570Lシリーズは、miniLEDや量子ドットは採用していないものの、直下型LEDバックライト搭載(エリアコントロールは非対応)、重低音立体音響システム、ドルビーアトモス対応などのフィーチャーを持つミドルレンジモデル。映像エンジンはZ770Lシリーズと同様のレグザエンジンZRIIであり、美肌、ネット動画、地デジAIビューティなどの、同社ご自慢の映像処理技術が適用されている。リモコンを使ったオートキャリブレーションも可能だ。

画像: Z570Lシリーズ。左から50型、65型、55型、43型

Z570Lシリーズ。左から50型、65型、55型、43型

 エントリークラスのM550Lシリーズも刷新された。75型、65型と大型サイズをラインナップしており、コスパと大画面という要素を求めるユーザーには好適だろう。映像エンジンはもちろんレグザエンジンZRIIであり、バックライトは直下型LED(エリアコントロールは非対応)となる。等速表示(60p)モデルながら、ゲーミング時の映像表示の遅延は0.83msというハイスペックを擁している。

画像: Z550Lシリーズの75型(左)と65型

Z550Lシリーズの75型(左)と65型

 さて、最後になったが、4K有機ELレグザの新ラインも発表された。フラッグシップ「X9900L」に対してこちらはX8900Lシリーズという型番となるが、機構自体はX9900Lに近しく、高冷却のバックプレート、メタルバックカバーを備え、有機ELらしい高コントラストな映像の表示が可能という。映像エンジンはシングル仕様で、これまで説明してきた4K液晶レグザと同じく、レグザエンジンZRIIとなる。重低音立体音響システムXPを搭載し、ドルビーアトモスの再生にも対応する。ただし、タイムシフトマシン機能は非搭載だ。

画像: 4K有機ELレグザのX8900Lシリーズ。左から55型、65型、48型

4K有機ELレグザのX8900Lシリーズ。左から55型、65型、48型

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