TVS REGZAは、4K有機ELレグザ「X9900Lシリーズ」、4K Mini LED液晶レグザ「Z875Lシリーズ」、4K液晶レグザ「Z870Lシリーズ」の発売に合わせて、新しいTV CMを6月24日から放送する。それに合わせて本日、「レグザ新CM発表会」が開催された。
新CMでは、昨年に引き続きREGZAのイメージキャラクターを務める俳優の小栗旬さんが “新生レグザの化身” として登場し、「人間は何をリアルと感じるか」という問いに対する答えを視覚的に描き出しているという。
3年ぶりに一新された映像エンジン、レグザエンジンZRαを搭載した新製品
本日行われた発表会では、まずTVS REGZA株式会社 取締役副社長兼R&Dセンター長の石橋泰博氏が登壇、それぞれの製品についての紹介が行われた。
石橋氏によると、東芝がテレビを発売したのが1952年で、今年でちょうど70年になるという。その後東芝ブランドでは国産初のカラーテレビやCELLプロセッサーを搭載したCELL REGZA、4Kテレビなどを発売してきた。そこでは常に“本質とリアリティの追究”がテーマだったそうだ。
そして今回の新製品もそれらの技術蓄積、魂を受け継いだ映像エンジン「レグザエンジンZRα」を搭載している。レグザエンジンZRαについては以前の記事でもリポートしているが、TVS REGZAが独自に開発したAIエンジンを搭載し、さらに超解像技術もブラッシュアップ、人物のフェイストーンやネット動画のバンディング対策、自然な奥行きといった高品位な映像再現を可能にしている。
小栗さんは昨年に続いてレグザのイメージキャラクターを勤める
REGZA新製品3シリーズでは、このレグザエンジンZRαを有機EL、Mini LEDバックライト搭載液晶テレビといった表示デバイスと組み合わせ、レグザが長年培ってきた様々な高画質処理を組み合わせることで、それぞれの魅力を引き出した高品質な映像が楽しめる点がポイントとなっている。
石橋氏は、今回の新製品はこれらの高画質・高音質機能を全面に押し出し、「これが、リアルだ」をキャッチフレーズとして展開していくと発表し、商品の説明を終えた。
その後、新CMが上映された。SF感あふれる衣装に身を包んだ小栗さんが、重厚感たっぷりのドラマティックな映像と荘厳な音楽による壮大な世界の中で、新生レグザが作り上げる映像に対し「これが、リアルだ」と高らかに宣言している。このCMが流れた後、いよいよ小栗さんが登壇、新CMについてのトークセッションが行われた。
完成した新CMを有機ELレグザでチェックする小栗さん
改めてX9900Lで完成したCMを見た小栗さんは、「本当に迫力があって、凄い世界観のCMですよね。映像の臨場感だったり、リアルさっていうのを皆様にも体感していただけたかと思います。レグザでは新しいエンジンを開発しているという話も聞いていましたので、昨年に続いてイメージキャラクターを勤めさせてもらって、ありがたく、嬉しいことだと思っています」と語った。
CM撮影時についても、「面白く楽しかったですよ。レクザというモノに対する世界観を表現しようということだったので、現場でもすごくテクニカルなことがいっぱいあったんです。たとえば、水の波紋が僕の横顔に伝播するカットがありますが、本当に数mm単位で顔の位置を決めて撮影するんです。レグザが持っている技術に対するリスペクトみたいなもの、CM にかける情熱を強く感じながら撮影をしていました。ワンカット、ワンカット撮影していけたので、ひじょうに楽しい時間でした」と話してくれた。
「レグザエンジンZRα起動式演出」の起動式として小栗さんがスイッチを押すと、ステージ上のREGZAに新エンジンのビジュアルが一斉に表示された
なお小栗さんはスポーツ観戦もお好きとかで、今年秋に予定されているFIFAワールドカップカタール2022でも、日本戦はリアルタイムで見たいと話していた。会場では過去のワールドカップの映像がデモで再生されたが、それを見て「本当にその場にいるような気分です。さすがレグザというか、さすがロナウドというか（笑）」と率直な感想を話してくれた。
レグザの新CMは上記の通りテレビ放送では6月24日からのオンエア予定だが、ウェブ版（90秒）は既に同社サイトで公開されている。気になる方はぜひこちらもチェックしていただきたい。
TVS REGZA株式会社 取締役副社長兼R&Dセンター長の石橋泰博氏（左）と小栗さん（右）
