アクシスでは、オーストリアAyon Audio(アイオン・オーディオ)の真空管式インテグレーテッドアンプの販売を開始する。型番と税別価格は以下の通り。どちらも5月の受注開始を予定している。
Triton Evo ¥1,750,000(KT150モデル)、¥1,870,000(KT170モデル)
SpiritSE II ¥630,000(KT150モデル)、¥560,000(KT88モデル)
Triton EVOは、同ブランドEvolutionシリーズの最新ステレオ・インテグレーテッドアンプで、KT150(またはKT170)のパラレルプッシュプル構成をピュアクラスA駆動とし、三極管(トライオード)モードと五極管モードの切り替えも可能としたハイクォリティ&ハイパワーモデルだ。
Triton EVOの主な特長は以下の通り。
●KT150(またはKT170)純A級プッシュプルフル真空管ステレオインテグレーテッドアンプ
●3極管モードと、より困難なスピーカー負荷にも余裕を持って対応する50%出力増の5極管モードにパワーステージの動作切り替えが可能
●独自のインテリジェント・オートフィックス・バイアス(AFB)回路を搭載。全出力管のバイアスを最適値に自動調整
●ロジカル・シーケンス・ソフトスタート・パワーアップ回路を搭載。電源オン後の緩やかな起動によって真空管寿命を延ばす
●出力管回路プロテクションサーキットシステムを搭載
●ラインレベル入力4系統とUSB入力(オプション)
●リモート対応ボリュウムコントロール・フィーチャー
●低インピーダンス・スピーカーに対する出力ダンピングの補償機能(DMP)を装備
●グランド分離スイッチを装備。パワーアンプ・ユース時でのグランドループを改善
※オプション:チューブケージ(¥37,000)、USB DACモジュール(¥65,000)
Spirit SE IIは、KT150 (またはKT88)のシングル構成を3極管モードでピュアクラスA駆動するという、真空管アンプの粋をひたすら追求したアイオン・ブランドの中でもっとも小型でシンプルなステレオ・インテグレーテッド・アンプとなる。
Spirit SE IIの主な特長は以下の通り。
●独自のインテリジェント・オートフィックス・バイアス(AFB)回路を搭載。全出力管のバイアスを最適値に自動調整
●ロジカル・シーケンス・ソフトスタート・パワーアップ回路を搭載。電源オン後の緩やかな起動によって真空管への負担を軽減し、寿命を延ばす
●出力管回路プロテクション・サーキットシステムを搭載
●ラインレベル入力3系統とUSB入力(オプション)
●リモコン対応ボリュウムコントロール・フィーチャー(リモコンはオプション)
※オプション:チューブケージ(¥30,000)、リモコン(¥45,000)、USB DACモジュール(¥65,000)
「Triton EVO」の主なスペック
●出力動作方式:5極管モードまたは3極管モードでの純A級プッシュプル
●使用真空管:8×KT150(またはKT170)、2×12AU7、4×6SN7
●出力インピーダンス:8Ω/4Ω
●帯域幅:10Hz〜60kHz/-3dB
●出力パワー@5極管モード:2×120W(KT150)、2×125W(KT17)
●出力パワー@3極管モード:2×70W(KT150)、2×75W(KT170)
●入力端子:XLR×1、USB×1(オプション)、RCA×3、Direct In×1
●USB/DAC(オプション):PCM384kHz/32ビット、DSD256
●消費電力:175W
●寸法/質量:W510×H260×D420mm/45kg
「Spirit SE II」の主なスペック
●出力動作方式:3極管モード純A級シングルエンデッド
●使用真空管:2×KT150(またはKT88)、2×PCL86
●負荷インピーダンス:4Ω/8Ω
●帯域幅:15Hz〜50kHz
●出力パワー:2×15W(KT150)、2×12W(KT88)
●入力端子:RCA×3、USB DAC×1(オプション)
●USBDAC最大許容レート(オプション):PCM384kHz、DSD256
●消費電力:75W
●寸法/質量:W300×D430×H230mm/22kg