ステレオサウンドNo.222は、ステレオサウンドグランプリ2021の「ゴールデンサウンド賞」に輝いたB&W 801D4の特集、本年6月初旬発売の223号で発表する「オーディオの殿堂」のノミネート製品全300機種の公開および投票募集のお知らせを中心に、注目製品の導入記、リンが開発した新方式によるJBLエベレストのマルチアンプシステム試聴記など、さまざまなタイプの読み物が盛りだくさんの一冊になっています。表紙を飾るコバルトブルーのスピーカーシステムは、バルト三国のひとつ、エストニアの首都タリンに本拠を置くハイエンドスピーカーメーカー、ESTELON(エステロン)のXB Diamond MkⅡ。大理石ベースの複合素材による流麗なエンクロージュアにドイツ製ハイテクドライバーを3基搭載する同社中核モデルです。
特集
現代最先端スピーカー B&W801D4大研究
巻頭企画は、昨年12月発売の221号で発表されたステレオサウンドグランプリ2021で、最高賞の「ゴールデンサウンド賞」に輝いた英国B&W 800D4シリーズのトップモデル、801D4の特集です。801D4は前作800D3の後継として本誌の次期リファレンススピーカーになることが決まっています。本特集では、その801D4を3つの観点から解き明かしていきます。ひとつめは「新旧比較」。801D4と800D3を聴き比べ、801D4のサウンドがいかなるレベルに到達したのか検証します。ふたつめは「魅力/実力/特徴」。さまざまなグレード/タイプのアンプで801D4を鳴らし、スピーカーとしての実像を探っていきます。最後は「核心技術」。800D4シリーズの開発担当者に質問を送り、同シリーズの核心となるテクノロジーに迫ります。
創刊55周年記念特別企画
オーディオの殿堂
未来へ語り継ぎたいオーディオ・コンポーネント100選
221号で告知したとおり、今回は「オーディオの殿堂」のノミネート製品全300機種を写真付きでご紹介するとともに、具体的な投票条件や投票方法のお知らせ、そして、投票いただいた皆様へのプレゼント商品の発表を行ないます。読者お一人おひとりの投票に込められたオーディオ・コンポーネントに対する想いが、「オーディオの殿堂」100機種の決定に極めて重要な役割を果たします。投票用の綴込みハガキを使って、ふるってご投票ください(弊社WEBサイトからの投票も可能です)。
>下記のリンクからも投票が可能です。
そのほかの注目記事
①デビュー50周年を迎えたギタリスト・渡辺香津美さんを本誌試聴室にお招きし、50周年記念公演を収録した新作のハイレゾ音源を2つのオーディオシステムで聴いていただいた「『KW50 フィンガー・プリンツ 渡辺香津美の世界』を聴く」。
②スコットランドのリンが開発した「イグザクト・デジタルクロスオーバー」を用いてJBLのエベレストDD67000を鳴らしたマルチアンプシステムの音質をリポートする「EXAKTマルチアンプドライブの衝撃」。
③昨年新登場した注目製品を自宅システムに新規導入したオーディオ評論家2名の導入記(和田博巳氏「ヴァルテレMG1 PKG」/山本浩司氏「スフォルツァートDST-Lepus」)。
④過去2回にわたり、「USB接続によるファイル再生」と「LAN接続によるファイル再生」について採り上げてきた短期集中連載「傅信幸と土方久明のファイル再生ワークショップ」の最終回。最後のテーマは、近年大きな注目を集めている新タイプのファイル再生ソリューション「Roon(ルーン)」です。
⑤最新オーディオ機器の開発に携わったエンジニアやプロジェクトリーダーに、製品開発に込めた熱き想いや目指した目標、開発過程の苦労話などを語っていただく連載「つくりては語る」。今回ご紹介するのはディナウディオ(デンマーク)とエソテリックの製品開発責任者/設計者です。
⑥日本各地のオーディオショップを訪問し、その店のコンセプト、展示スペース、取扱い製品といった基本情報に加え、販売担当者の愛聴盤・推薦盤もご紹介する連載「オーディオショップ探訪」。今回うかがったのは、群馬県(チャレンジャー音響)と福島県(のだや郡山本店)の老舗オーディオショップです。
⑦今季も注目の新製品が目白押しです。表紙を飾ったエステロンのXB Diamond MkⅡはもちろん、SACDメカニズムを一新したCHプレシジョンのD1.5など、見逃せない製品ばかりです。