ナスペックから、プライマーの新製品が2モデル発表された。それぞれの型番と価格は以下の通りで、先週末から発売を開始している。
●プリメインアンプ:I15 PRISMA MK2 ¥297,000(税込)
●ネットワークプレーヤー:NP5 PRISMA MK2 ¥99,000(税込)
どちらも既発売の「I15 PRISMA」「NP5 PRISMA」の進化モデルで、I15 PRISMA MK2はDACチップをESS製の「ES9028Q2M」に一新、NP5 PRISMA MK2はMQAパススルーに対応を果たした点がポイントだ。それぞれの詳細は以下の通り。
「I15 Prisma MK2」の主な進化点とスペック
●ESSの最高水準の32ビット・ステレオDAC「ES9028Q2M」を採用。ESS社が独自開発したHyperstreamⅡテクノロジーにより、ダイナミックレンジは129dB、THD+Nは-120dBのハイレゾファイル再生に相応しい優れた特性を獲得した。リニアPCM 384kHz/32ビット、DSD 11.2MHzまで対応。
●特別仕様のHypex UCD102アンプモジュールを採用。ディスクリートで組まれた電源が急激な変化に対しても安定した電圧を提供する。クラスDの利点を活かし、回路基板にヒートシンクを直接配置し経路を大幅に短縮。出力デバイスもスピーカー端子に直結させるケーブルレスとすることで高音質化を実現した。精巧に造り込まれた入力回路は、2×4チャンネル・バランスモード・ボリュウムコントロールICによって、ギャングエラーや左右のバランスが崩れるといったことのない理想的な動作を保証。
●アンプ出力:60W×2(8Ω)、100W×2(4Ω)
●周波数特性:20Hz〜20kHz(-0.5dB)
●S/N:>80dB
●THD+N:<0.05%、20Hz〜20kHz、10W at 8Ω
●接続端子:デジタル入力×4(光×3、同軸×1)、USB Type-A×1、USB Type-B×1、アナログア入力×1(RCA)、3.5mmミニジャック×1、LAN端子×1、デジタル音声出力×1(同軸)、アナログ音声出力×1(RCA)、他
●対応サンプリングレート/ビット数:最大384kHz/32ビット、DSD 11.2MHz
●対応オーディオフォーマット(PRISMA & USB Type-A):WAV/リニアPCM/AIFF/FLAC/ALAC/WMA/OGG/MP3/MP4(AAC)/DSD
●対応プロトコル(LAN):DLNA/UPnP
●対応ストリーミング:Chromecast built-in、AirPlay2、Spotify Connect
●寸法/質量:W350×H73×D329mm(突起部含む)/6.4kg
「NP5 PRISMA MK2」の主な進化点とスペック
●TOS-LINK、COAXデジタル出力に特化し、D/Aコンバーターとの組み合わせを想定したネットワークプレーヤーが、新たにMQAパススルー出力に対応。MQAデコードに対応したD/Aコンバーターと組み合わせることで、MQA音質のストリーミング再生を楽しめるようになっている。DSDファイルはPCM変換出力で対応。Chromecast built-inやAirPlay2、Spotify Connectに対応済みで、Roon Readyモデルでもある。
●接続端子:USB Type-A×1、LAN端子×1、デジタル音声出力×2(光、同軸、最大192kHz/24ビット、MQA/パススルー可)
●対応サンプリングレート/ビット数:最大192kHz/24ビット、DSD 5.6MHz
●対応オーディオフォーマット(PRISMA & USB Type-A):WAV/リニアPCM/AIFF/FLAC/ALAC/WMA/OGG/MP3/MP4(AAC)/DSD
●対応プロトコル(LAN):DLNA/UPnP
●対応ストリーミング:Chromecast built-in、AirPlay2、Spotify Connect
●寸法/質量:W143×H36×D125mm(突起部含む)/500g