ソニー

ソニーブースでは、蜜を避けるために30分ごとの入場者数を制限しており、事前に整理券をもらっておく必要がある。その整理券はブース受付で配布しているが、直近1時間分はほとんど配布済みになっているので、会場に着いたら早めにゲットしておきたい。

ブース内の注目アイテムは36×24mmの8.6Kセンサーを搭載した映画用シネカメラの「VENICE 2」シリーズだろう。高感度、広大なラチチュード、正確な色再現性を実現するなど、映画の撮影現場で求められる様々な特徴を備えている。搭載された新開発8.6Kセンサーは、最大解像度8640x5760までの撮影に対応する。VENICE 2のラインナップとして、6Kセンサー搭載モデルも準備されている。

画像: 8.6Kイメージセンサー搭載モデル。カメラ内部で4Kなどの解像度にも変換可能で、ProResの4Kフォーマットで出力・録画することもできる

8.6Kイメージセンサー搭載モデル。カメラ内部で4Kなどの解像度にも変換可能で、ProResの4Kフォーマットで出力・録画することもできる

4KHDR制作に向けたPVMモニターは4サイズが並んでいる。いずれもマスターモニター「BVM-HX310」と同一色域の輝度1000cd/m2の液晶パネル(1枚タイプ)を採用している。バックライトの制御速度を向上させることで、明部から暗部まで違和感のない再現を実現しているとのことだ。また低輝度領域の再現をサポートする2つの機能を新たに搭載した。一つは、全体のコントラストバランスを確認できる「ダイナミックコントラストドライブ」。もう一つは、暗部をマスターモニターと同じように見ることができる「ブラックディテールHigh/Mid/Low」となっている。

画像: 32インチの「PVM-X3200」

32インチの「PVM-X3200」

AI技術を活用して、4Kカメラで撮影した映像から特定の出演者を2K解像度に自動的に切り出す「オートフレーミングソフトウェア」もデモされていた。4Kカメラの映像からAIが出演者の顔を認識し、アップや全身など設定に応じた画角をトリミングしてくれるものだ。特定の人物だけを追いかける自動追尾機能にも対応しているので、スタジオ収録の番組制作現場などで活躍しそうだ。

画像: オートフレーミングソフトウェアの操作画面。最大4系統のイン/アウトを備えており、2台の4Kカメラの映像を入力してフレーミングした2系統の2K映像として出力する、あるいは3台のカメラの映像を処理して1系統を出力するといった使い方が可能

オートフレーミングソフトウェアの操作画面。最大4系統のイン/アウトを備えており、2台の4Kカメラの映像を入力してフレーミングした2系統の2K映像として出力する、あるいは3台のカメラの映像を処理して1系統を出力するといった使い方が可能

EIZO

EIZOでは、昨年発売した32インチHDRリファレンスモニター「CG3146」を大々的にデモ。これはポストプロダクションなどの映像制作現場に向けた製品で、最大輝度1000cd/m2、コントラスト比は100万:1をクリアーしている。IPS方式の液晶パネルを2枚重ねで搭載し、バックライトの輝度を上げることで、ピークの再現も可能にしている。HLG/PQのふたつのHDR方式にも対応済み。

画像: HDRリファレンスモニター「CG3146」

HDRリファレンスモニター「CG3146」

画像: SDR映像(左)との比較も行っていた

SDR映像(左)との比較も行っていた

日本オーディオ協会

日本オーディオ協会もブースを構え、アナログレコードやCDなどのオーディオ用チュエックディスクやパネル展示を行っていた。業務用機器が中心のInterBEEになぜ? と担当者に聞いてみると、昨年、今年とOTOTENなどのイベントが開催できなかったので、それに向けての周知活動の一環とのことだった。来年は日本オーディオ協会が誕生して70周年に当たるとかで、それに向けて準備を進めていくようだ

画像: 日本オーディオ協会が監修したオーディオチェックディスク

日本オーディオ協会が監修したオーディオチェックディスク

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