NHKは、11月17日(水)〜19日(金)に幕張メッセで開催される「Inter BEE 2021」に、一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)と共同で出展、併せてオンライン展示も開催する。今回は「つながる、つなげる〜あなたと紡ぐ!メディアの新時代へ〜」をコンセプトに、NHKのサービスや技術的な取り組みが3つのテーマでご紹介される。
あまねく伝える〜テクノロジーで人と社会(心)をつなげる〜
利用登録申請数が240万件を超えた「NHKプラス」は、今年3月からは地域向け番組の一部を見逃し配信する「ご当地プラス」も開始した。ここでは、より多くの方に使ってもらえるよう、サービスの魅力を紹介する。
また、地震や台風、大雨などの災害に関する情報を、放送だけではなくスマートフォンでもいち早く伝える「NHKニュース・防災アプリ」の展示では、AIを活用したCGキャラクター「ニュースのヨミ子」が出演してアプリの特徴を紹介してくれる。ユニバーサルサービスでは手話CGの最新状況も展示予定。
4K8Kコンテンツ〜4K8K制作やコンテンツを通じて制作者同士、そして制作者と視聴者をつなげる〜
新4K8K衛星放送開始からまもなく3年、受信機のラインナップも豊富になり、出荷台数は1,000万台を超えた。今回は4K8K放送の魅力と、環境に応じた適切な受信方法を紹介。「8K文化財プロジェクト」の展示では、高解像度で3Dスキャンした文化財を、会場内でゲームコントローラーを操作して自由なアングルで切り出して8K映像で体験も可能だ。
未来のメディア〜新たな技術で視聴者の時間や空間をつなげる〜
NHKでは、2030〜2040年頃には、日常のあらゆる生活空間で、いつでも好みの機器を使って没入感・臨場感あふれるコンテンツを視聴・体感できるメディア環境の実現を目指している。AR(拡張現実)・VR(仮想現実)技術を活用した「空間共有コンテンツ視聴システム」など、3つの展示を会場内で体感可能だ。また、放送と通信の融合による新たな地上放送サービスイメージの一例も紹介される。
基調講演「NHKが目指す新時代のメディア像」
●日時:11月17日(水)午前10時〜11時30分●会場:Inter BEE 2021 Opening & Keynote内にて●講演者:児玉圭司 理事・技師長