ティアックから、外掛け式のベルトドライブ駆動を採用したアナログターンテーブル「TN-3B-SE」(カラーリング:チェリー)が、11月27日に発売される。なお、ブラックモデルもラインナップされており、こちらは近日発売となっている。価格はどちらもオープン。
TN-3B-SEは、薄型でスタイリッシュなデザインが特徴のアナログプレーヤー。MM型に対応するフォノイコライザーアンプを内蔵しているので、(同アンプを搭載していない)プリメインアンプと直接接続して、アナログレコードを楽しめるようになっている。
そのフォノイコアンプには、新日本無線製のオーディオ用高精度オペアンプ「NJM8080」を採用。カートリッジで読み取ったフォノ信号を、低歪でラインレベルのオーディオ信号に復元してくれるという。
また、トーンアームには、ハイエンドトーンアームブランドSAECとコラボした、ナイフエッジ式を搭載。一般的なベアリング式に対して、上下方向の動きには繊細な対応が可能で、より分解能の高いサウンドの再現が可能としている。形状はS字型、ヘッドシェルやカートリッジの交換が可能なユニバーサルタイプとなる。
ちなみに、カートリッジには、オーディオテクニカ製の楕円カートリッジ「AT-VM95E」を採用しており、空気感の表現力に優れるとされる楕円針と、先述のナイフエッジトーンアームの組み合わせにより、ナチュラルでバランスの整ったサウンドを再現すると謳っている。
TN-3B-SEの主な特長
・ベルトドライブ式アナログターンテーブル(外掛け方式)
・アルミ・ダイカスト製プラッター
・高級トーンアームブランドの「SAEC」とのコラボによるナイフエッジトーンアーム搭載
・天然チェリー材突板光沢仕上げ筐体(チェリーモデル)
・MM型カートリッジ対応フォノイコライザー内蔵(フォノ/ライン出力切替可能)
・フォノイコライザーのオペアンプ部には音質に定評のある「NJM8080」を採用
・EP、LPの再生が可能な45、33-1/3の2スピード対応
・出力端子に酸化に強い金メッキ端子を採用
・オーディオテクニカ社製VM型カートリッジ「AT-VM95E」を付属
・衝撃吸収性に優れたインシュレーター
・GND端子装備
TN-3B-SEの主な仕様
<ターンテーブル部>
駆動方式:ベルトドライブ(外掛け方式)
モーター:DCモーター
回転数:33-1/3回転、45回転
ワウ・フラッター:0.1%以下
S/N比:67dB (A-weighted、20kHz LPF)
サイズ:アルミ・ダイキャスト製、直径30cm
<トーンアーム部>
形式:スタティックバランス型S字トーンアーム
実効アーム長:223mm
針圧可変範囲:0~5.0g
適用カートリッジ質量:3.0g~12.0g
※付属以外のヘッドシェルを使用するときは、ヘッドシェル含めて14g~23g
<カートリッジ部>
形式:VM型
出力電圧:4.0mV(1kHz、5cm/sec.)
針圧:1.8~2.2g(2.0g推奨)
質量:6.1g
付属ヘッドシェル質量:11g(ネジ、ナット、ワイヤー含む)
レコード交換針型番:AT-VMN95E ※針の交換は約300時間を推奨(使用環境による)
<アナログ出力>
端子:RCAピンジャック (フォノ/ライン切替式)
出力電圧:【フォノ出力時】4.0mV(1kHz、5cm/sec)、【ライン出力時】224mV(–13dBV)
電源:AC100~240V、50/60Hz
消費電力:1.5W
寸法W420×H117×D356mm(ダストカバー装着時)
質量:約5.0kg
付属品:フェルトマット、ドーナツ盤用アダプター、カウンターウエイト、ヘッドシェル(AT-VM95E装着済み)、アルミ・ダイキャスト製プラッター、ダストカバー、ヒンジ、GND端子付きRCAケーブル、ACアダプター(GPE053A-V120050)、取扱説明書(保証書付き)