AVセンター部門(2)〈6万円以上10万円未満[税込6万6,000円以上11万円未満]〉第1位 デノン AVR-X1700H
¥77,000 税込
ここがスゴイ!
こだわりの開発で仕上げられた会心のAVセンター(麻倉)
機能充実のエントリー機。ヌケのよい音が魅力だ(亀山)
基本音質が著しく向上した、ケタ外れの良品(高津)
ベストワン 麻倉怜士
「エントリーモデルであるからこそ、新規ユーザーにすごいと思ってもらえるようなサウンドに仕上げたい」との思いで設計された、サウンドマスター山内慎一氏会心の作。まさにこだわり開発の成果だ。ベーシックグレードのAVセンターでも、ここまで情報量が多く、上質な音が聴けるとは驚きだ。音の芯がしっかりとし、微小信号も細かな部分までコントラストの抑揚が付き、ダイナミックだ。
ベストワン 潮晴男
エントリークラスの製品にあって出色の仕上がりを見せるAVセンター。前作から100ヵ所にもおよぶ変更を加え、この価格帯でここまでやるかと言う細やかな改良に感心した。歪み感が少なくなっていることが一番の収穫で、音の伸びやかさが加わりダイアローグの明瞭度も上がっている。8K/60pに対応したHDMI入力3系統の装備も嬉しい
ベストワン 小原由夫
今期のデノンAVセンター新製品は、実質的にこのエントリー機のみだが、なかなか侮れない性能を誇る。ドルビーアトモス対応はもちろん、HDMIの最新規格対応も抜かりない。何といっても驚かされたのは、スピーカー駆動力だ。B&W 802D3を危なげなくドライブ。十二分とまではいかないまでも、なかなかに歌わせてくれたのだ。
ベストワン 亀山信夫
機能充実で魅せるデノンAVセンター4桁シリーズの末弟機。先行上位機と並ぶように8K/60p、4K/120pをはじめ、HDR10+やダイナミックHDRのパススルーに対応し、BS4K/8KでのMPEG-4AACの5.1ch音声のデコードもOK。パワーアンプ7台を積み、5.1.2構成まで構築可能。何よりもキレとヌケのよい音が魅力的である。
ベストワン 高津修
諸々の事情から今期もAVセンターの新作は少なく、様子眺めの状況が続く。その中でひとり気を吐いた注目製品が当機である。HDMIの8K/60p伝送をはじめ、入門機の常識を打ち破る充実機能もさることながら、基本の音質が著しく向上して本当に価格を思わせない。こんな時代だからこそ出てきてほしいケタ外れな良品のお手本だ。
ベストワン 鳥居一豊
ドルビーアトモスに対応し7chパワーアンプを内蔵したモデル。前モデルからの改良点は多岐に渡るが、最大のポイントは新開発したパワートランジスター素子。アナログ系、デジタル系ともに大幅に改善した電源部とあいまって、大幅な音質の向上を果たした。色彩感にあふれ、上質でなめらかな音は上級機にも迫る実力と言っていい。
ベストワン 藤原陽祐
ドルビーアトモス、DTS:Xの5.1.2再生をサポートしたAVセンターの入門機。8K/60p、4K/120pのパススルーをはじめ、各種のHDRやeARC、さらにMPEG4 AAC音声(5.1chまで)への対応と、その機能性は上級機と比べても遜色ない。さらに回路、部品、シャーシ設計と、全体の作り込みを徹底することで、音質を向上。躍動感に富んだ生きのいいサウンドが満喫できる。
ベストワン 山本浩司
この冬の初中級AVセンターの最注目モデルは7chアンプ内蔵の本機だろう。コストの制約がある中、担当エンジニアが試聴を繰り返してパーツの選択から基板、構造の最適化に意を尽くし、価格の枠を感じさせない魅力機に仕上げている。空間のスムースな広がり、ダイアローグやヴォーカルの真に迫った生々しい聴かせ方などに練達のエンジニアの腕の冴えを実感させられる。
特選 吉田伊織
AVR-X1600Hの後継機だが、型番の変更がうなずける音質の向上ぶりだ。出力素子や電源の平滑コンデンサー、ビスの選別、配線の取り回しなど最上位機で得た知見にて徹底した改善を施した結果だ。HDMI入力は8K映像に対応。その音は緻密さと躍動的な表現志向が両立。5.1.2によるアトモス音声の高精度音場構築能力も高水準。
ベストワン 和田博巳
デノンのエントリーモデルが飛躍を遂げた。前作AVR-X1600Hと1対1で聴き比べてAVR-X1700Hの音の素晴らしさにビックリ。ニューモデルは実になめらかで透明感のある美しい音に進化していた。ビデオ回路はスイッチング電源だが、音声回路はアナログ電源で出力段もアナログアンプで構成。ドルビーアトモス他各種プロセッシング機能をフル搭載し、デノン視聴室でもパワー不足を感じることなくB&W 802D3を駆動した。
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