新製品が続々と発表される季節となったが、注目すべきはディスプレイやスピーカーだけではない。ここでは、AVシステムを間違いなくワンランクアップさせる、“プラスワン”アイテムを紹介したい。(編集部)

 最近立て続けにアップルAirPods Proを試す機会があり、その完成度の高さに感心しきりというところだったが、唯一の急所はイヤーピースにありそうだという率直な感想を持った。具体的には、フィット感と遮音性がいまひとつという感じを受けたのである。

 イヤーピースの重要性は見落とされがちだが、マニアの中にはさまざまな種類を試してお気に入りのひとつを探し出す人も決して少なくない。昨今流行の「ANC(アクティブ・ノイズ・キャセリング)」機能付きモデルではなおさら大事で、ノイズ遮断の性能を大きく左右する部分といえるからだ。つまり電気的な遮蔽性がいくら高くても、パッシブな要素であるイヤーピースの遮蔽性がイマイチとなれば、本領が発揮できないのである。

 AZLA(アズラ)がこの度リリースしたSednaEarfit Crystalは、さまざまなモデルに適合するスタンダード仕様のほか、AirPods Pro専用もラインナップされている。長時間の装着でも疲れにくい形状は、「圧迫ZERO設計」を掲げたコンセプトに基づくもので、フィッティングとノズルの固定力、遮音性、音の直進性などを独自に研究し、ドイツ製のプレミアムLSR(リキッド・シリコン・ラバー)を採用。音響面においては、ホーン形状の内部構造など、ゲーム環境や3Dコンテンツがよりよい状態で楽しめるようチューニングされているという。特にAirPods Pro用は、ウレタンコーティングアダプターとイヤーワックスガードを採用。メンテナンス性を考慮して軸部と傘部の分離構造となっている。サイズ展開も7種類あり、良好なベストフィッティングが期待できる。

 

画像1: 一度体験すると外せなくなる「空間オーディオ」にぴったりのイヤーピースAZLA『SednaEarfit Crystal』\この秋“プラスワン”したい/注目アイテム③

AZLA
EARPIECE
SednaEarfit Crystal

¥3,980(3サイズ各1ペア) ¥2,980(1サイズ2ペア)税込

SednaEarfit Crystal(セドナイヤーフィット・クリスタル)は、「3Dサラウンドに特化した設計」が施されたイヤーピース。有線イヤホン向けの「Standard」(6サイズ)のほか、一般的な完全ワイヤレスイヤホン向けの「for TWS」(7サイズ)、今回テストした「for AirPods Pro」(7サイズ)の3種がラインナップされる

●URL:
https://www.aiuto-jp.co.jp/products/product_3487.php

画像2: 一度体験すると外せなくなる「空間オーディオ」にぴったりのイヤーピースAZLA『SednaEarfit Crystal』\この秋“プラスワン”したい/注目アイテム③

「for AirPods Pro」のサイズは全7種類ととても豊富。S/MS/Mなど隣り合ったサイズをセットにした3サイズ各1ペアを購入し、自分に合ったサイズを試すのがいいだろう

 

 標準添付のイヤーピースから本品に交換すると、フィット感と遮蔽性がまったく異なることにすぐ気付く。と同時に、つけていることを忘れさせる快適な装着感を実感するのだ。通常の音楽再生では、ビートのがっちりとした骨格、ヴォーカルの明瞭な張り出しが感じられる。

 SednaEarfit Crystalは「3Dサラウンドに特化した」と謳っていることから、iPhoneを使い、Apple Musicで話題の「空間オーディオ」(ドルビーアトモス)コンテンツを聴いてみた。『ジョン・ウィリアムズ ライヴ・イン・ウィーン』では雄大なオーケストラサウンドが奏でられ、立体的なサウンドステージと楽器群の異なる距離感、ホール特有の臨場感が感じられた。標準添付のイヤーピースでは明らかに広がりが乏しい。

 さらに、ネットフリックスでドルビーアトモス音声配信されている『アイリッシュマン』を鑑賞した際、空間オーディオのオン/オフをしてみたが、セリフに付くリヴァーブ感や効果音の立体感がまるで違う。顔を動かすと定位が連動するところもよくわかる。SednaEarfit Crystalを一度体験したら外せなくなりそうだ。

 

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