ビーラボから、XGIMI(ジミー)の4Kプロジェクター「HORIZON PRO」(¥176,880、税込)が発表された。既に同社サイトで先行予約販売を開始している。

 XGIMIは2013年に設立されたプロジェクターメーカーで、日本では2020年からモバイルプロジェクターの輸入販売をスタートしている。「映画館を家に持って帰りたい!」という思いから製造をスタートしたとかで、プロジェクターのある新しいライフスタイルを提案するブランドだ。

画像: 4Kモデルの「HORIZON PRO」

4Kモデルの「HORIZON PRO」

 今回のHORIZON PROは同ブランド初の据置型家庭用プロジェクターとして、3つのテーマを訴求している。

 その第一がデザインで、本体全面に耐久性に優れたアルミ素材を採用、インテリアを選ばないブラック仕上げとなった。

 次に操作性も優れており、わずか6秒での起動が可能という。これは、プロジェクターであってもテレビのような操作性で日々使えるようにという配慮からだ。光源にはLEDライトを使っている。明るさも2200ANSIルーメン(従来は800ANSIルーメン)をクリアーしているので、明かりを残した環境でも使えるだろう。

 またHORIZON PROは宅内での移動も想定されているようで、設置面でも様々な機能を搭載している。

 自動台形補正(キーストン)とオートフォーカスに対応しており、スクリーンに対して斜めに置いた場合でもきちんとした画角とピントで上映してくれる。

画像: XGIMIの、4K DLPプロジェクター「HORIZON PRO」の先行予約販売が本日スタート。オートフォーカスや自動台形補正機能を備えた、同ブランド初の家庭用モデル

 スクリーンを設置してある場合には、枠を自動検知し、その中に映像を収める自動スクリーン補正機能も搭載済みだ。さらに映像を投写した際に壁面やスクリーンの手間に障害物があると、それを自動検知して画面サイズを小さくして上映するといった障害物回避補正機能も面白い。

 もちろん台形補正などの機能は使わない方が画質的には有利なのだが、簡便に大画面を楽しみたいという場合にはこれらの機能は大いに活躍することだろう。

 第3点の映像は、4KとHDR10に対応。投写デバイスは0.47インチのDMDとのことなので、時分割による4K表示ということになるだろう。レンズには4K専用高解像度タイプを奢っている。

 映像処理回路は独自のX-VUE画質システムを搭載しているそうで、スポーツなど動きの速い映像についてフレーム補間をしたり、映像をAIで認識して最適な色彩処理を加える機能も備えている。さらに内蔵の光センサーで周囲の明るさを検知し、自動的に画面の明るさも調整してくれる。

 この他、アンドロイドTV 10.0やGoogleアシスタントも内蔵しており、無線LAN(2.4/5GHz対応)にもつながるので、各種映像ストリーミングサービスやゲームなども楽しめる。入力端子はHDMIが2系統、USB端子2系統、光デジタルとアナログの音声入力も備える。

 投写距離は100インチで約2.65m、120インチで約3.2mとのこと。ファンノイズも30dB未満に抑えている。

画像: 2Kモデルの「HORIZON」

2Kモデルの「HORIZON」

 なお今回、2Kタイプの「HORIZON」(¥129,800、税込)も同時発売されている。本体サイズは
約W208xD218xH136mm、重さ2.9kgで、消費電力200W未満。これはHORIZON PROも同様だ。

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