エソテリックから、ネットワークやDAC機能を備えた最新世代のプリアンプ「N-05XD」が発表された。定価¥825,000(税込)で5月1日に発売される。カラリングはシルバーとブラック。

 N-05XDは、“ネットワークで始める新しいオーディオの様式”“デジタル再生を新たな世界へ誘う、Master Sound Discrete DAC”“スピーカーとパワーアンプの真価を引き出す、アッテネーターシステム”“デジタル・アナログ入力を装備、システムの中枢となるプリアンプ”の4つをコンセプトにした製品となる。

画像1: エソテリックの新世代プリアンプ「N-05XD」は5月1日発売。オーディオメーカーが創る、音楽再生のためのネットワーク回路に注目

 最大の特徴は、同社のフラッグシップモデル「Grandioso D1X」で極めた『Master Sound Discrete DAC』のフィロソフィーを継承する新開発のディスクリートDACを搭載している点だろう。さらにオーディオメーカーが創る、音楽再生のためのネットワーク回路も採用した。N-01XD譲りのリニア電源駆動を搭載し、専用トランスが作り出す自然な電力供給により、ネットワークオーディオをより音楽的に表現できる。

 その他、MQA音源のフルデコードに対応するなど、様々なインターネット・ストリーミングサービスも楽しめる。もちろんCDトランスポートからデジタル入力してMQA-CDのデコード再生も可能という。

 その主な特長は以下の通り。

●操作性と音質を両立させたESOTERIC-QVCSアッテネーター
 オーディオ信号の左右、正負の独立性を誇るESOTERIC-QVCSアッテネーターシステムを搭載。小音量時も大音量時も音楽の持つパッションを変わらず表現。

●音楽の魅力を余すことなく伝えるESOTERIC-HCLDバッファー
 アナログ出力回路にとって重要な電流伝送能力とスピードを極限まで追求した出力バッファー回路、ESOTERIC-HCLDを搭載。応答速度を表すスルーレートが 2,000V/μsというハイスピード素子により、息を呑むほどのリアリティーで音楽のダイナミズムを再現。独自の電流伝送方式『ES-LINK Analog』にも対応。

画像2: エソテリックの新世代プリアンプ「N-05XD」は5月1日発売。オーディオメーカーが創る、音楽再生のためのネットワーク回路に注目

●バランスヘッドホン対応の4 Pin XLR端子を搭載
 左右独立、フルバランス回路、バランス端子のヘッドホンアンプを搭載。ヘッドホンアンプ専用のESOTERIC-HCLDバッファーを搭載し、インピーダンス600
Ωのハイエンドヘッドホンも確実にドライブできる。

●外部クロックシンク機能搭載
 高精度10MHzマスタークロックと同期可能。

●ESOTERICサウンドをささえる大容量電源
 直径10cmのネットワーク専用のトロイダルコアトランス、およびDAC、オーディオ専用のトロイダルコアトランスを搭載。コントロール・ディスプレイ専用トランスを搭載し、オーディオ信号との独立性を確保。

「N-05XD」の主なスペック

●デジタル入力:XLR×1系統、RCA×2系統、光デジタル×2系統、USBオーディオ、ETHERNET、USBドライブ×2系統、Bluetooth
●アナログ入力:XLR×1系統、RCA×1系統
●アナログ出力:XLR/ES-LINK Analog×1系統、ES-LINK Analogプリアウト×1系統、RCA×1系統
●ヘッドホン出力:4ピンXLR×1系統、6.3mmステレオ標準ジャック×1系統
●クロック入力:BNC×1系統(10MHz)
●寸法/質量:W445×H131×D377mm(突起部含む)/13.8kg

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