ノアでは、アメリカKLAUDiO(クラウディオ)のオートリフター付きピボット式リニアトラッキング・アナログ・トーンアームを2モデル発売する。12インチの「ARM-AP12」と10インチの「ARM-AP10」で、価格はどちらも¥1,480,000(税別)、明日(9月4日)発売される。

 クラウディオのトーンアームは2017年の発売以来、アナログ再生の理想とも言えるトレース方式と画期的な構造から生まれる秀逸なサウンドが人気を集めている。今回の新製品は、既発売の「ARM-MP12 Mk II(12インチ)」と「ARM-MP10 Mk II(10インチ)」にオートリフター機能を追加したバージョンというわけだ。

画像: 写真中央矢印のパーツが、トーンアームの位置を検知するセンサー

写真中央矢印のパーツが、トーンアームの位置を検知するセンサー

 そもそも同ブランドのARM-MP12 Mk II/ARM-MP10 Mk IIトーンアームは、リニアトラッキング方式でありながら従来の同方式のアームにありがちな取り付けや設定の複雑さを軽減し、1ピボット式トーンアームの特長である様々なターンテーブルへの設置の簡便さを併せ持った製品としてオーディオファンの注目を集めていた。

 ARM-AP12とARM-AP10もその特長を受け継いでおり、軽量で剛性に優れた2本のカーボンファイバー製のアームや、演奏中でもつまみを回すことで、VTA(高さ調整)を調整できる。そこにオートリフター機能という利便性が加わることで、ますます人気のモデルになることだろう。

 その際に特徴的なのは、従来針先の位置調整用に使っていたレーザー・タンジェント・ツールに、リフターのUP/DOWNスイッチを兼用させたことだ。オートリフト機能はアームレスト部分に搭載され、演奏開始はワンタッチで可能。トーンアームがセンサーに一定距離近づくと、自動的にアームレストが上がる仕組みとなっている。センサーは内周側、外周側に移動させることもでき、SP盤やEP盤、LP盤、それぞれのレコードの最内周の位置に合わせた微調整が可能だ。

画像: リフターのスイッチ機能を内蔵した、新型のレーザー・タンジェント・ツール

リフターのスイッチ機能を内蔵した、新型のレーザー・タンジェント・ツール

 なお今回、従来モデルARM-MP12MkⅡ/ARM-MP10MkⅡユーザーに向けて、新製品と同等仕様への有償アップグレードサービスも用意されている。アップグレード費用は¥400,000(税別)で、パーツ代や工賃はこの中に含まれている。

「ARM-AP12」「ARM-AP10」の主なスペック

●取付穴位置:ARM-AP12=198mm、ARM-AP10=250mm
●取付穴径:φ29mm(ARM-AP12/ARM-AP10共通)
●アーム自重:820g(ARM-AP12/ARM-AP10共通)
●付属品:専用フライトケース、アラインメントツール(設置治具)、レーザー・タンジェント・ツール、マウンティングガイド・ツール、ヘッドシェル(リードケーブル付き)2個、アジマスツール

※オプション
●自立型アームベース「BAS-ARM01」¥74,000(税別)
●自立型レーザーベース「BAS-ARM02」¥95,000(税別)

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