TechDAS、Air Force シリーズのエントリーモデル「Air Force V」がリニューアル、「Air Force V Premium」(エアフォース・ファイブ・プレミアム)として生まれ変わった。定価¥1,300,000(税別)で、出荷は8月下旬を予定している(6月1日より予約受付開始)。

 一番の進化点は、ボディの作り込みだ。従来モデルは板状アルミパネルを組み合わせて箱型のボディを形成していたが、Air Force V Premiumは、上位シリーズの「Air Force III」と同様に、アルミブロックから削り出したソリッドアルミボディを採用している。

 ミニマルなボディサイズ、最大4本のトーンアームを搭載可能な拡張性、独自のエアーテクノロジーによる静寂性と高いS/Nなど、従来の長所はそのままに、質量が大幅にアップ。上位モデル並みのダイナミックレンジを獲得している。

 Air Force V Premiumの主な特長は以下の通り。

●回転するプラッター部を空気の力により浮上させ、レコードとプラッターからなる回転部を機械的にアイソレーションするエアーベアリング機構と、レコード盤をバキュームの力でプラッターに吸着させるエアーバキューム機構を採用。この独自のエアー・テクノロジーにより、従来のアナログターンテーブルとは次元の違うサウンドを実現した。

●Air Force V Premiumは、上位モデル同様にアルミブロックから削り出されたボディを採用。本体総重量は大幅に増加し、ダイナミックレンジがさらに拡大している。

●ドライブモーターの低振動化を実現したことにより、モーターを本体内部に組み込むことに成功。Air ForceIIIシリーズよりもさらにコンパクトに仕上がっている。ミニマムなボディながら最大で4本のトーンアームを装着可能。

●アルミニウム(A5056)精密切削加工によるWプラッター方式を採用。トータル7kgという重量が持つ充分なイナーシャにより滑らかで安定した回転を実現した。表面にはブラックアルマイトを施し、光沢のある挽き目仕上げを採用。レコード盤センター穴のガタツキを吸収するテーパード・スピンドルも搭載した。プラッター上面にはレコード保護のための特殊制振材が貼られている。

●ドライブモーターには、低振動2相4極ACシンクロナスモーターを、最適化された防振機構を介してボディにマウント。精密に両面研磨されたポリウレタンゴムベルトによりサブプラッターを駆動することで、モーターからの振動を遮断して高いS/Nを実現させた。一方、Air Force IIIと同じエアーダンピング方式のインシュレーターをフレームに搭載することで外部からの振動も最適に遮断し、徹底した低振動化を図っている。

「Air Force V Premium」の主なスペック

●回転スピード:33.3rpm/45rpm
●駆動モーター:ACシンクロナスモータ—(本体内蔵)
●本体構造:シャーシ=重量19kgアルミニウム(A5052)、プラッター=重量7kgアルミニウム(A5056)精密切削加工
●ワウフラッター:0.03%以下
●駆動方式:ポリウレタンゴムベルトドライブ
●総慣性モーメント:734kg/cm2
●消費電力:50W
●寸法/質量:本体=W312×H168×D368mm/26kg、電源部=W350×H160×D270mm/9kg
●付属品:トーンアームベース(アルミニウム)、アクリル製プラッターカバー、ケーブル類一式、エアホース類一式、プラッター交換用工具一式、取扱説明書

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