パナソニックから、2020年4K液晶ビエラのラインナップが発表された。「HX950」「HX900」「HX750」の3シリーズで合計8モデルという構成だ。

TH-65HX950 市場想定価格未定、8月発売(6月26日予約開始)
TH-55HX950 市場想定価格未定、8月発売(6月26日予約開始)
TH-75HX900 市場想定価格未定、7月下旬発売(6月26日予約開始)
TH-65HX900 市場想定価格未定、10月発売(9月2日予約開始)
TH-55HX900 市場想定価格未定、10月発売(9月2日予約開始)
TH-55HX750 市場想定価格未定、8月下旬発売(6月26日予約開始)
TH-49HX750 市場想定価格未定、8月下旬発売(6月26日予約開始)
TH-43HX750 市場想定価格未定、8月下旬発売(6月26日予約開始)

 同時発表された有機ELテレビと同様に、液晶ビエラの新製品も自宅でエンタテインメントを楽しむ時間を豊かなものにするべく、4K放送や4Kネット動画などの様々なコンテンツをより臨場感あふれる画質/音質で楽しめるテレビとして開発されている。

 全モデル共通で4Kチューナーを2基搭載しており、別売の外付けHDDに4Kの裏番組録画も可能なことと、「HDR10」「HLG」「HDR10+」「ドルビービジョン」の4つのHDR規格に対応している点がポイントだ。またいずれもドルビーアトモス音声に対応済みで、内蔵スピーカーを使って3D立体音響を楽しむことができる。

画像: 「TH-65HX950」

「TH-65HX950」

 その他の特長としては、今回の液晶トップモデルとなるHX950シリーズでは、独自設計のプレミアム液晶ディスプレイ(IPS方式)を採用。自社工場で高精度に組み上げている。

 HX950シリーズの主な特長は以下の通り。

●「ヘキサクロマドライブ」を搭載。プロの映像制作用マスターモニターにも採用されている3次元カラーマネジメント回路を駆使し、入力された色信号を色鮮やかに美しく再現。人肌など淡い色や、輝く陰影の中の微妙な色合いまでも、リアルに再現。

●地上デジタル放送も4K放送も高コントラスト映像に高画質化する「AI HDRリマスター」を搭載。AI(人工知能)にSDR映像とHDR映像のデータベースを機械学習させ、その学習データを元に最適な画質処理をすることでSDR映像もHDR映像のように高コントラストに変換する。

 さらに、4K放送に採用されているHLG方式の画質を大幅に向上させるため、新たな画質処理アルゴリズムを採用。HLGの映像信号に含まれる明るさ情報をシーンごとにリアルタイムに解析し、パネルの持つコントラスト性能を最大限引き出せるように処理している。

●「HDR10」に加え、「HLG」「HDR10+」「ドルビービジョン」の4方式に対応。HDRの明暗再現に加え、なめらかな色の階調も表現できる高品位な映像規格で製作者の意図に忠実な映像を再現する。また複数のHDR対応機器との接続を想定し、すべてのHDMI入力端子で4K/60p/HDR映像の伝送が可能な18Gbps高速伝送に対応している。

●独自設計のプレミアム液晶ディスプレイを採用。バックライトを強化すると同時に、ディスプレイ内部の部材構成を最適化することにより、液晶ビエラ史上最高クラスの高輝度を実現し、高いコントラスト性能を実現。また、パネル面とフレームの段差をなくしたフラット構造により、スタイリッシュなデザインを実現。

画像: 4K液晶ビエラの2020年夏モデルは、「HX950」「HX900」「HX750」の3シリーズ合計8モデルをラインナップ。トップモデルのHX950は、新開発のプレミアム液晶ディスプレイを搭載

●ダイナミックメタデータを持たないHDRコンテンツに対して、シーンごとに輝度情報を解析することで、ダイナミックメタデータを持つHDRコンテンツ同様にパネルの性能を最大限に引き出し、高いコントラスト表現を実現することが可能。

●Wエリア制御により、高いコントラスト感と明暗の表現力を両立。さらにバックライトを制御するアルゴリズムを進化させ、HDR信号(HDR10/HDR10+/HLG)の情報を解析してバックライトの制御にも活用することで、HDRならではの暗いシーンも高コントラストに表現する。

●あらゆる映像を4K高精細化する4Kファインリマスターエンジンを搭載。映像を部分ごとに解析して最適な処理で高画質化することに加えて、素材解像度検出処理を搭載。4K信号の中でも元素材が8Kなどの高精細なものか、2Kから4Kへアップコンバートしたものかを認識し、それぞれに最適な高精細化処理を行なう。

●音声実用最大出力60Wのスピーカーシステムを採用。背面上部に搭載したイネーブルドスピーカーで音を天井に反射させることで立体的で臨場感ある音を生み出すと同時に、音像を画面中央に持ち上げる。

●リモコンのマイクで音響環境を計測するSpace Tune Autoを搭載。テレビでテストトーンを再生し、視聴位置でリモコンのマイクで計測。天井や壁からの距離や反射の影響などを解析し、視聴環境に合わせた最適な音質補正を自動的に行う。

●アプリを利用して多彩なネット動画を楽しめる。4K/HDRやドルビーアトモスに対応したコンテンツを楽しめるサービスも再生可能(別途契約は必要)。

●HDMI入力4系統(HDMI 2端子はARC対応)、ビデオ入力1系統、光デジタル音声出力端子1系統、USB端子3系統(USB1端子のみUSB3.0対応)など豊富な入力に対応。

画像: 「TH-75HX900」

「TH-75HX900」

 弟機の「HX900」シリーズは、75インチの大画面サイズをラインナップして、家庭のリビングでも迫力充分の映像とサウンドを楽しめるようになっている点が注目だ(液晶パネルは75X900がVA方式で、65/55HX900はIPS方式)。

 画質面では「AI HDRリマスター」「ヘキサクロマドライブ」といった機能をHX950シリーズから継承。30Wのダイナミックサウンドシステムでドルビーアトモスにも対応している(イネーブルドスピーカーは搭載していない点がHX950シリーズと異なる)。薄型デザインの転倒防止スタンドは、TH-75HX900を除く2モデルで採用されている。

画像: 「TH-55HX750」

「TH-55HX750」

 「HX750」シリーズは、55/49/43インチというパーソナルなサイズをラインナップ。パネルは3モデルともIPS方式を採用する。30Wのダイナミックサウンドシステム内蔵で、もちろんドルビーアトモス再生も可能だ。

 明るく鮮やかに4K番組を楽しめるように、「色忠実補正回路」による明部から暗部までの忠実な色再現や、「エリアコントラスト制御」によるコントラスト感ある映像を実現している。地上デジタル放送やブルーレイソフト、ネット動画の映像を4K映像にアップコンバートする「4Kファインリマスターエンジン」も搭載。

 さらに豊富なネット動画を楽しめるアプリをあらかじめ内蔵。サムネイル表示でさらに見やすくなった「かんたんホーム」を搭載することで、放送やネット動画など見たいコンテンツをかんたんに探し出せるようにしている。

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