LGエレクトロニクス・ジャパンは、先程の有機ELテレビに続いて、液晶テレビの2020年ラインナップ全3シリーズ7モデルを発表、6月上旬より全国で順次発売する。フラッグシップの「NANO99」は8Kチューナー内蔵の8K液晶テレビという新シリーズだ。型番と価格（カッコ内は想定市場価格）は下記の通り。
NANO99シリーズ
75NANO99JNA オープン価格（￥780,000前後）
65NANO99JNA オープン価格（￥630,000前後）
NANO91シリーズ
86NANO91JNA オープン価格（￥500,000前後）
75NANO91JNA オープン価格（￥320,000前後）
65NANO91JNA オープン価格（￥210,000前後）
55NANO91JNA オープン価格（￥170,000前後）
NANO86シリーズ
49NANO86JNA オープン価格（￥140,000前後）
今回の新製品は、広視野角と高い色彩表現を可能にしたIPSパネルに独自開発の「ナノテクノロジー」を搭載した「LG NanoCell TV AI ThinQ」というラインナップとなる。
最上位のNANO99シリーズは、先述の通り8Kチューナー内蔵液晶テレビで、75インチと65インチをラインナップ。壁面にピッタリ密着する方式で部屋と一体化する「ギャラリーデザイン」を初めて採用している。これは、壁掛け用の取り付け金具が本体内に収まる構造で、テレビと壁の間の隙間を最小限にし、圧迫感のないスッキリした印象でインテリア性の高い壁掛けを実現したものだ。
映像エンジンには有機ELテレビと同じ8Kテレビ専用エンジン「α9 Gen3 AI Processor 8K」を搭載し、2Kや4K解像度の映像を8Kにアップコンバート、さらにAIが映像を解析、ノイズを徹底的に除去することでクリアーで鮮明な映像として映し出してくれる。
他の5モデルはすべて4Kパネル搭載機だ。86〜55インチまで幅広いサイズ展開の「NANO91」シリーズと、どんな部屋にもコンパクトに設置できる49インチの「NANO86」シリーズとなる。
こちらも有機ELにも採用されている映像エンジン「α7 Gen3 AI Processor 4K」を採用。高精度な色再現をはじめ、フレーム単位の色合い調整、部分調光での輝度制御などにより、映像が持つ美しさを極限まで描きだしている。
HDRも有機EL同様で、「HDR10」「HLG」「DOLBY VISION IQ」の3種類をサポートし、それぞれのHDR映像のポテンシャルを引き出す「Cinema HDR」も搭載する。
サウンド面では、AIが今見ている映像のジャンルを分析し、それぞれに合わせたサウンドに最適化しつつ、臨場感あふれるバーチャルサウンドに変換。「Dolby Atmos」にも対応し、映像世界の内側にいるかのような没入体験を実現している。
また、テレビに話しかけるだけで基本操作ができるハンズフリー音声認識や、幅広いジャンルのネット動画アプリに対応、各種ゲーム機能を実装するなど、エンタテインメントがさらに充実する豊富な機能を搭載している。
