アキュフェーズから、フォノ・イコライザー・アンプの「C-47」が発売される。定価は¥600,000(税別)で4月上旬のリリース予定だ。

 C-47は、シリーズで初めて入力から出力までフル・バランス構成を実現。外来ノイズに強いバランス構成を採用したうえで、カートリッジの特性に合わせ最適化したMC/MM専用ヘッド・アンプと高精度イコライザー・アンプにより、低雑音と正確なイコライジングを実現している。新たにMC専用フォノ・バランス入力端子を搭載し、アナログ・プレーヤーとのバランス接続に対応した点にも注目したい。

 C-47の主な特長は以下の通り。

●優れた雑音性能と正確なイコライザー特性
 MC/MMカートリッジそれぞれに最適化した低雑音MC/MMヘッド・アンプと、イコライジングに特化した高精度イコライザー・アンプを接続した2段構成を採用。低雑音なヘッド・アンプに高ゲイン(MC:50dB、MM:20dB)を割り当てることで、イコライザー・アンプで生じる雑音が出力特性に与える影響を最小限に抑え、優れた雑音性能と正確なイコライザー特性を両立。

●フル・バランス構成
 外来ノイズに強いフル・バランス構成を採用。カートリッジからの出力信号をバランス信号として扱い、ヘッド・アンプでバランス増幅(2信号入力の差分のみを増幅)を行なう。ヘッド・アンプ以降もバランス伝送とし、イコライザー・アンプもバランス増幅とすることでフル・バランス構成を実現。

●フル・モノ・コンストラクション採用
 ヘッド・アンプやイコライザー・アンプを各チャンネル別々の基板に搭載し、さらに、トロイダルトランス、平滑用アルミ電解コンデンサー、安定化電源回路を各チャンネル独立構成とすることで、チャンネル間の相互干渉を防いだ、フル・モノ・コンストラクションを採用。

●負荷変動に強い低雑音安定化電源回路
 微弱な信号を扱うフォノ・イコライザー・アンプでは、電源品質が音質に大きな影響を与える。C-47では、平滑回路には音質を重視した大容量25V/15,000μFのアルミ電解コンデンサーをチャンネル当たり4個搭載、リップル電圧等の影響を限界まで排除している。さらに、雑音電圧が低く、負荷変動に強い安定化電源回路を採用し、電源回路から混入するノイズも防いでいる。

●MC専用フォノ・バランス入力端子搭載
 MCカートリッジから出力された信号をバランス信号として入力するための、MC専用フォノ・バランス入力端子を搭載。バランスタイプのフォノケーブルを使用して、アナログプレーヤーとの接続が可能。

●入力ポジション毎に機能設定を記憶
●バランス出力用極性切替スイッチ搭載
●RIAA偏差±0.3dBの高精度イコライザー特性
●MC6種類、MM3種類の豊富な負荷インピーダンス
●低出力カートリッジ対応ゲイン切替機能
●サブソニック・フィルター搭載
●低誘電率・低損失『ガラス布フッ素樹脂基板』を採用したディスク・イコライザー・アッセンブリー
●ゴールド・プレート処理プリント基板採用
●アルミ材ヘアライン仕上げのトップ・プレート採用

画像: アキュフェーズが目指した究極のフォノイコライザー「C-47」が、4月上旬に発売決定。シリーズで初めて入力から出力までフル・バランス構成を実現した

「C-47」の主なスペック

●接続端子:フォノ入力3系統(RCA)、フォノ・バランス入力1系統(XLR、MC専用)、アナログ音声出力2系統(RCA×1、XLR×1)
●RIAA偏差:10〜20,000Hz(MC/MM)
●全高調波ひずみ率(1kHz、定格出力時):0.005%
●サブソニックフィルター:-12dB/oct. 10Hz
●消費電力:21W
●寸法/質量:W465×H114mm×D407mm/14.8kg

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