アンドリュー・ジョーンズがプロデュースするELAC(エラック)の「Debut」シリーズに、新たなコンセプトを提案する「Debut Reference」シリーズが加わった。第一弾は「Debut Reference DBR 62」で、価格は¥80,000(ペア、税別)で発売は3月の予定。カラリングはブラックバッフルとウォールナットキャビネットをラインナップする。
Debut Referenceシリーズは、エントリー・ラインであるDebutをベースに、新たなコンセプトとクォリティを目指して企画されている。DBR 62は日本国内では未発売のDebut B6.2のスペシャル・バージョンだという。
その主な特徴は以下の通り。
新開発ウェーブ・ガイドの採用
上級ラインのVELAシリーズでも採用されたウェーブ・ガイドをトィータ周りに装着することで、歪みのない放射特性に優れたクリアーな高音域が再現できる。
ウーファーにアルミ・ダイキャスト・シャシーを採用
165mmアラミドファイバー・コーンウーファーはDebut B6.2と同様の振動板だが、DBR 62ではシャーシに剛性の高いアルミ・ダイキャストを採用した新タイプを搭載。ドライバーユニットが発する振動を抑え、バッフル強度の向上にも貢献している。
強化エンクロージャーを採用
トップパネルとサイドパネルのジョイント方法を変更し、エンクロージャーの強度を大幅にアップ。振動の大幅な低減に寄与したことで、低音の解像度において大きな効果を上げている。
マグネット装着タイプのサランネット
グレーのサランネットは、柔らかで落ち着いたイメージを演出する。マグネット装着タイプなので本体にダボ差し込み穴がなく、フロント・バッフルはすっきりとしたデザインでまとめられている。
「DBR 62」の主なスペック
●形式:2ウェイ2スピーカー、バスレフ型
●使用ユニット:165mmコーン型ウーファー、25mmドーム型トゥイーター
●クロスオーバー周波数:2.2kHz
●周波数特性:44Hz〜35kHz
●能率:86dB/2.83V/m
●インピーダンス:6Ω
●入力:120W(最大)
●寸法/質量:W275×H359×D208mm/8.2kg