QUAD(クォード)は、同社の人気モデル「Vena」インテグレートアンプをバージョンアップした「Vena II」を発売すると発表した。

 新しい機能を追加して音響性能を向上させ、手頃な価格のハイパフォーマンスなオーディオシステムに仕上げたという。価格はBlack High-Gross/Sapel-Mahoganyが¥188,000(税別)、Silver/Lancaster-Greyが¥158,000(税別)で、発売は2月17日(月)。

 まずVena IIでは、デジタルオーディオ回路が改良され、DACチップがESSのSabre32 ES9018K2Mに進化している。これにより低ノイズでありながら同時に広いダイナミックレンジを達成している。またES9018K2Mの実力を引き出すべく最適なオペアンプも厳選したという。

 また最大11.2MHzのDSDと、同じく最大384kHz/32ビットのリニアPCMにも対応済みで、現状求められるハイレゾ再生にもしっかり応えてくれる。ワイヤレスでのストリーミング再生としては、BluetoothのaptXコーデックも採用。スマートフォン、タブレット、PC、およびMacと簡単にペアリングできる。

画像: Black High-GrossとSapel-Mahogany仕上げには、本体外側に各色のカバーが取り付けられる。写真はSapel-Mahogany

Black High-GrossとSapel-Mahogany仕上げには、本体外側に各色のカバーが取り付けられる。写真はSapel-Mahogany

 デジタル入力は4系統(同軸、光×2、USB Type-B)、さらにデジタル出力も2系統(光、同軸)も備えているので、システムの拡張もできる。アナログ入力2系統と、レコードプレーヤー用にMMフォノ入力も1系統搭載した。

 もうひとつ、電流フィードバック回路、ゲイン帯域幅の高スルーレートを備えた専用ヘッドフォンアンプが組み込まれている点も見逃せない。あらゆる種類のヘッドフォンをダイナミックかつ繊細に駆動できるので、深夜の音楽試聴にも最適だ。

 電源もアップグレードされ、200VAトロイダルトランスが採用されている。これにより優れたダイナミックレンジを実現しつつ、様々なスピーカーをきちんと駆動してくれるはずだ。

「Vena II」の主なスペック

●出力:45W×2(8Ω)
●周波数特性:20Hz〜20kHz(+/−0.5dB)
●感度:450mV(line-level)/4.1mV(MM phono)
●DACチップ:ESS Sabre32 ES9018K2M
●対応サンプリングレート:384kHz PCM/DSD11.2MHz(USB-typeB)、192kHz PCM(同軸、光)
●接続端子:アナログ入力2系統(RCA)、MMフォノ入力1系統(RCA)、デジタル入力4系統(同軸、光×2、USB Type-B)、アナログ出力1系統(RCA)、デジタル出力2系統(同軸、光)
●消費電力:200W
●寸法/質量:W313×H93.5×D302mm (端子部含む)/7.5kg(Black High-Gross/Sapel-Mahogany)、6.1kg(Silver/Lancaster-Grey)

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