ヒノ・エンタープライズが取り扱っているZYXブランドから、新製品が2モデル発表された。カートリッジの「Ultimate100S」(¥170,000、税別)とターンテーブルシートの「VRT-12」(¥120,000、税別)で、どちらも2月3日から発売される。

 Ultimate100Sは、ZYXブランドの定番ナンバーである“100番”を継承。リーズナブルな価格ながら、ZYXの技術、基本となるマテリアルを搭載した。これまでの“100番”モデルは6N銅線コイルを搭載した製品のみだったが、Ultimate100Sでは5N銀線コイルが搭載された。

 従来のUltimate100のフラットな特性に加えて、鋭い低音、伸びやかな高音がプラスされ、JAZZやPOPS、ROCKといったポピュラー系音楽のファンも満足できる製品になっている。

「Ultimate100S」の主なスペック

●発電方式:ムービングコイル型
●出力電圧:0.24mV
●周波数特性:10Hz〜80kHz
●使用針圧範囲:1.7〜2.5g
●適正針圧:2.0g
●内部インピーダンス:4Ω
●本体自重:5.0g
※高出力モデル(¥180,000)あり

画像: 「Ultimate100S」の主なスペック

 ターンテーブルシートのVRT-12は、同社が海外市場向けに販売して好評をえた製品で、今回急遽国内でも販売することになった。

 アナログオーディオプレーヤーはレコード盤を回すターンテーブルがモーターで駆動されるため、それが要因となるノイズへの対策は常に注目されてきた。その対策・音質向上の手段として様々なターンテーブルシートが発売されている。

 VRT-12は、上面に音声ノイズの全周波数帯域を除震可能な特殊ゴム材を採用。放射状に24個のパーツを配し、レコード盤との接地点を均一かつ多数となるように構成している。さらに下面は直径30cmの硬質プラスチック盤で、ターンテーブルの回転駆動系で発生する各種の摩擦振動を制振してくれる。

 このような2層構成ターンテーブルシートは世界初で、レコード盤に付加する振動ノイズをすべて取り除くことにより、記録された音声信号をストレートに再生できるのだという。

「VRT-12」の主なスペック

●仕様:SP/LP/EPレコード用ターンテーブルシート
●寸法/質量:直径30cm、厚さ2.4mm/175g

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