『スター・ウォーズ』最新作にして最終作となる『〜スカイウォーカーの夜明け』が、2019年12月20日0:00に公開となる。一部先行イベント上映も行われてはいるが、多くのファンが同時に楽しめるという意味では、この0:00からが“ホンバン”と言っていいだろう。

 そんなファンたち(特に首都圏近郊の)の間でテーマになっていたのは、“どこの劇場で最初に『〜スカイウォーカーの夜明け』を見るか?”だった。4KのIMAXレーザーを備えて日本最大サイズのスクリーンを誇る池袋、都内唯一のドルビーシネマ対応館である丸の内、日劇の後をついで聖地と呼ばれるようになった六本木、さらには新宿、川崎のIMAXやドルビーアトモス館などなど、気になる劇場は数多い。

 ここ数ヵ月悩んだんだけど、グランドシネマサンシャインのIMAXシアターと丸の内ピカデリーのドルビーシネマが甲乙付けがたく……。でもよく調べてみると、この2館はチケット販売開始のタイミングが違っているではないか。ということで、まずはグランドシネマサンシャイン、次に丸の内ピカデリーということで、トライ。

画像: グランドサンシャインの12F入り口。「IMAX」のロゴの記念写真を撮る人も多かった

グランドサンシャインの12F入り口。「IMAX」のロゴの記念写真を撮る人も多かった

 結果としてグランドシネマサンシャインは激戦に敗れ、丸の内ピカデリーではなんとか20日午後のチケットが確保できた。ラッキー! 最速視聴できたファンには遅れを取るけれど、20日の午後までネットやテレビは一切見ないで情報遮断しておけばいい、という覚悟を決めてその時を待つことに。

 とはいえ、これまで毎回初公開の現場に通ってきた身としては、あの盛り上がりに参加できないのはちょっと寂しいなぁ〜なんて思っていたら、今回特別にグランドシネマサンシャインの0:00スタート時の取材にOKが出たではないですか。これまたラッキー!

 というわけで、今まさに大勢のファンが集結しているグランドシネマサンシャインロビーにて、みんなと一緒にわくわくがとまらない状態で待っているわけです。

 思えば昔は指定席なんて高嶺の花で、話題作ごとに映画ファンは劇場の前に列を作ったものでした。しかも1978年当時の田舎では、中学生が早朝から映画館の前に並ぶなんて事は許されず、友達と連れだってお昼前の回を(封切ってしばらくしてから)見に行ったのです。

 それが今や、チケットはネットで確保できるし、全席指定。さらには4KのIMAXレーザーといった、かつては想像もできなかった高品質映像&サラウンドで『スター・ウォーズ』に会えるのだから、なんて幸せなんでしょう。

 ということで、いよいよあと10分弱で上映開始。見終わった後に41年来のファンはシアワセでいられるのか、それとも燃え尽きてしまうのか……乞うご期待!

画像: 現在23:40過ぎ。ロビーに集合していたファンも徐々に劇場内に移動している様子

現在23:40過ぎ。ロビーに集合していたファンも徐々に劇場内に移動している様子

膨大な情報量とスピーディーな映像が大画面に栄える!
おぉそう来たかの展開に、まだ興奮は冷めやらず

 2時間22分の興奮を終え、やっと自宅に帰り着いた。映画が終わって1時間半以上過ぎているけれど、まだ興奮は冷めやらず、といったところだ。

 グランドシネマサンシャインではIMAXシアター、ドルビーアトモス、4DX 3D版などの様々なフォーマットで『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』を上映しており、それぞれの回を観ようというファンが4Fロビーに集結していた。

 もちろんその中にはレイやカイロ・レンのコスプレをした面々も多く、『スター・ウォーズ』公開直前ならではの雰囲気を醸し出していた。ただ年齢層は案外若く、どちらかというと20〜30代が中心といった印象。これは池袋という土地柄かもしれないが、1978年世代としてはちょっと意外だったかも。

 それはさておき、『〜スカイウォーカーの夜明け』の率直な感想はどうか? 内容については一切触れないとして、まずは初見がグランドシネマサンシャインのIMAXシアターでよかったと言っておきたい。

 この作品は映像に込められた情報量が半端じゃない。予告編でも流れていたスター・デストロイヤーの船団や、ミレニアム・ファルコンを始めとするメカの描写、そのディテイルからスピード感溢れる動きまで、とにかく画面に圧倒されてただただ見ほれてしまう。

 一転してチューバッカのアップでの毛並みや瞳、レイの肌、カイロ・レンのヘルメットの光沢や継ぎ目の赤、C-3POのゴールドなど、その鮮明さと色再現にもはっとさせられる。4Kの精細感はもちろん、レーザー光源ならではの純度の高い色が目を惹きつけるのだ。

 この情報を一度観ただけですべて把握できているとは思えないけれど、まずはそれをIMAXシアターの最高のクォリティで浴びることができたのは幸せだったと確信している。だから初見がグランドシネマサンシャインでよかった、のだ。

 ちなみに上映後のロビーで、19日18:30〜のTOHOシネマズ六本木でのイベント上映を観て、そのまま20日0:00〜のグランドシネマサンシャインIMAX上映に駆けつけたという4人の猛者に出会ったが、彼らはみんな満ち足りた表情で、これから始発まで祝杯を上げるのだと話していた。『〜スカイウォーカーの夜明け』は、往年のファンをそんな気持ちにさせてくれる、これは間違いのない事実だ。

 ちなみにStereoSound ONLINEでお馴染み、酒井俊之さんや久保田明さんといった面々の感想はいかに?もちろんその点についても、しっかり取材を進めてもらっていますので、近々ご紹介します。こちらもお楽しみに!(取材・文:泉 哲也)

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』
●12月20日(金)全国公開●配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)2019 ILM and Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

グランドシネマサンシャイン
●住所:東京都豊島区東池袋一丁目30番3号

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