ヴィンテージ企画ではラックスマンなど往年の国産管球式アンプも登場
『管球王国』94号の特集企画は「真空管アンプ18ブランドの音を探る=セパレート純正組合せで探る管球式アンプ・ブランド」です。管球式アンプ・ブランドの中核モデル、入門機を選定しプリ+パワーアンプの純正組合せによる試聴で音作りの個性をリポートします。多彩な出力管種、回路構成のパワーアンプと、それらを的確にドライブするプリアンプで管球式アンプの豊かな世界を実感します。ヴィンテージ関連企画「銘機ラックス38歴代モデルとマランツ#5~国産/米国ヴィンテージ管球アンプ14モデルを聴く」は万全なメインテナンスを施した往年の管球式アンプ試聴です。ラックスマン製38シリーズの3モデルをはじめとする国産機とマランツ#5など米国機を試聴し、各メーカーの音作り、コンシューマー用と業務用アンプの個性の違いにもフォーカスしてリポートします。「実践ラボラトリー/アナログプレーヤーの使い勝手と音質」では78回転に対応しSP盤もかけられる30万円台までのアナログプレーヤー試聴です。回転トルクなど基本性能と操作性もじっくりと確認しました。「実験工房」は電圧増幅管の代表的存在12AX7/ECC83の聴き比べ。熟達した設計者によるアンプ製作を回路図とともに展開する「マイ・ハンディクラフト」では主役級の直熱3極管、300Bと211の本質を引き出す2モデルのシングル・パワーアンプが登場します。