JVCでは、同社のD-ILAプロジェクター「DLA-V9R」「DLA-V7」「DLA-V5」について、HDR機能の無償ファームウェアアップデートを実施する。最新のファームウェアはVersion3.10となる。

 今回のバージョンアップでは、UHDブルーレイディスクなどのHDR10コンテンツの映像をフレームごとに解析し、最適なトーンマッピングを行う「Frame Adapt HDR」機能が追加される。さらにスクリーン補正機能の対象製品の追加や、Panamorph社製アナモフィックレンズ・DCRシリーズの16:9モードへの対応も果している。

新機能「Frame Adapt HDR」の特長

(1)フレームごとの最大輝度を独自のアルゴリズムで瞬時に解析し、リアルタイムに画質を調整
 HDR10コンテンツのフレームごとの最大輝度を独自のアルゴリズムで瞬時に解析し、プロジェクターでの映像投写に最適なダイナミックレンジにリアルタイムで調整。同時に、映像データの彩度、色相、明るさも解析し、補正を行なうことで色相の変化や色抜けを抑える。同じコンテンツの中でも暗いシーンではより深い黒の階調を、明るいシーンでは色を損ねることなくピーク輝度を上げることができるため、人間の目で見る現実に近い映像再現を実現します。

(2)あらゆるHDR10コンテンツに対応可能
 入力された映像信号を解析、調整を行なうため、マスタリング情報の有無に関わらずあらゆるHDR10コンテンツへの対応が可能。

(3)18ビットレベルのガンマ精度でなめらかなグラデーションを再現
 従来は12ビット相当で行っていたガンマ処理精度を18ビットまで高めることで、階調表現力が向上。HDRコンテンツにおいて課題とされてきた明部の階調段差や暗部の黒つぶれを抑え、高精度でなめらかなグラデーションを再現するす。

 バージョンアップの開始時期は2019年10月中旬を予定。同社サポートサイトよりダウンロードしたファイルでバージョンアップが可能になる。

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