LGエレクトロニクス・ジャパンでは、世界初の8K対応有機ELテレビ「OLED 88Z9PJA」を日本で発売する。市場想定価格は¥3,300,000前後で、本日(9月13日)より受注を開始する。納期は受注から3ヵ月前後(受注生産状況によって変動する場合もある)。

画像: 世界初の8K対応有機ELテレビ「OLED 88Z9PJA」。本体重量は104kgだが、スタンド部分を除くと42kgなので、壁掛け設置も不可能ではない

世界初の8K対応有機ELテレビ「OLED 88Z9PJA」。本体重量は104kgだが、スタンド部分を除くと42kgなので、壁掛け設置も不可能ではない

 88Z9PJAは、同社のプレミアムブランド「LG SIGNATURE」にラインナップされるモデルだ。同社は2013年に初めて大型有機ELテレビを発売して以来、このジャンルを牽引してきた。

 今回の「OLED 88Z9PJA」は、技術的に難しいとされてきた、8K有機ELパネルを搭載した製品で、世界で唯一大型有機ELパネルを量産できるLGグループだからこそ実現できたといえる。

 8Kの有機ELパネルは、約3,300万画素(水平7680×垂直4320画素)を備え、そのひとつひとつが自発光することで、漆黒の再現を実現、生命感あふれる色彩表現を可能にした。また、8K対応有機ELテレビ専用のエンジン「α9 Gen2 Intelligent Processor 8K」を搭載し、高品位なアップコンバートを実現したそうだ。これにより、地上波やネット動画でも、見たいコンテンツのオリジナル映像ソースの画質をAIが自動認識、最適な画像処理を行なうことで美しくクリアな映像を映し出せるという。

 デザイン面では、パネル部に極細ブラックベゼルを採用し、映像だけが浮いているような没入感を演出。さらに、高級感のあるシルバーのキャビネットスタンドで、スタイリッシュに仕上げている。

画像: 側面から見た様子。本体の奥行は約5cmとのこと

側面から見た様子。本体の奥行は約5cmとのこと

 なお本機は8K放送用のチューナーは内蔵しておらず、放送を視聴するには別途単体チューナーが必要となる。HDMI入力は1本で8K信号を入力できる仕様(4本のHDMIケーブルを使った入力には非対応)となので、8K放送を視聴するにはいわゆるHDMI2.1に対応したチューナーの登場を待つことになりそうだ。

 ちなみに4Kチューナーは1基、地デジ・BS/110度CSデジタルチューナーは3基搭載しており、4K放送は本機だけで楽しめる。外付けUSB HDDへの録画も可能だ。

 その他、USBメモリーなどに蓄積された8KコンテンツをTVに接続し、視聴する機能も予定されているが、こちらは2019年12月以降に発送予定の8Kアップグレーダーが必要になる。8Kアップグレーダーは、製品を購入し、www.lg.com/supportで製品登録した方には無償で配送される予定だ(一台につき原則一つ)。また、インターネット経由で直接8Kコンテンツを視聴するには8Kアップグレーダーの他、2020年以降実施予定のソフトウェア・ アップデートが必要となる。

 本体サイズはW1961×H1456×D281mmで重さは104kg(スタンド含む)、消費電力は1120Wだそうだ。

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