Dynabookは、ノートパソコンの新製品となる「dynabook Z」「dynabook S」シリーズを発表。9月20日より順次発売する。型番と価格は下記の通り。
dynabook Zシリーズ
dynabook Z8 オープン価格(想定市場価格¥210,000前後)
dynabook Z7 オープン価格(想定市場価格¥170,000前後)
dynabook Sシリーズ
dynabook S6 オープン価格(想定市場価格¥145,000前後)
dynabook S3 オープン価格(想定市場価格¥110,000前後)
新製品のZおよびSシリーズのいずれも、近年流行の“モダンPC”に対応したモデルであり、薄型軽量、SSDによる高速起動などのモバイル性を重視しているのが特徴。SシリーズはモバイルPCのフラッグシップ「Gシリーズ」の下位に属するスタンダードモバイル。Zシリーズは、モバイル・据え置きどちらにも使える大画面ノートというスタイルになる。
カラーリングは、Z8、Z7ともにオニキスブルー、パールホワイトの2色展開で、オニキスブルーモデルは9月20日発売、パールホワイトモデルは11月中旬の発売となる。
Zシリーズは、15.6型の大画面液晶=IGZOパネルを搭載したモデルで、質量は約1.4kg、バッテリー駆動時間は約19時間と、可搬性と駆動時間、大画面を並立させているのが特徴。IGOZOパネルは、輝度と色純度を高めることで、明るさや鮮やかさを向上させ、さらに表面をノングレア処理(反射防止)とすることで、持ち運んでの屋外使用時などに、映り込みの減少をはかる仕様としている。
本体にはマグネシウム合金を採用し、軽量化と高剛性を両立。アメリカ国防総省が策定したMIL規格をクリアした耐久性を持つ。
仕様としては、次世代無線LAN規格Wi-Fi6(IEEE802.11ax)に対応しているほか、Thunderbolt 3対応のUSB Type-C端子の搭載、harman/Kardonステレオスピーカー搭載などのフィーチャーを備える。
一方のSシリーズは、カジュアル性を前面に打ち出したモバイルノート。13.3インチのIGZO液晶を搭載し、高輝度・高純度・ノングレア仕様はZシリーズ同様。そして、質量は約1.12kg。バッテリーは約9.5時間の駆動が可能だ。
ボディはプラスチック製となるものの、Zシリーズと同じくMIL規格(10項目)をクリアした堅牢性を持つ。
接続端子は、USB Type-C×1(USB PD対応)、USB 3.0×2、LAN端子×1、HDMI出力×1、microSDカードスロット×1と、充分なもの。キーボードはピッチが19mm、ストローク1.5mmと打ちやすさを念頭においた設計がなされている。防滴(水のみ)仕様でもある。
カラーリングはデニムブルーとモデナレッドの2色をラインナップする。
なお、発表会では次世代技術の先行展示ということで、8Kのディスプレイを備えたデスクトップパソコンのモックも展示された。
形態で2種類あり、ひとつはディスプレイとスタンド、本体が一体となったオールインワンタイプ、もうひとつはディスプレイと本体、キーボードが別々の3ピースタイプだ。液晶画面は32インチの8K仕様。2021年の製品化を目指して開発が進められているという。主なターゲットは、CADやCG、動画編集などを行なうクリエイターで、パソコンスペックの高さからゲーミングへの利用も可能だとしている。