欧州最大のコンシュマー・エレクロニクス・ショー「IFA 2019」がドイツ・ベルリンで9月6日から開催される。IFAは1924年の初開催から今年で59回目、ラスベガスで1月に行われる北米のCESと共に、新製品や新しい技術を発表する場として、見逃せない見本市である。
昨年までの例を挙げれば、24万人以上の来場者、1800以上もの出店数があり、展示面積も含め、年々拡大の一歩を見せている。基本的にはメーカーの販売部とディーラーがやりとりを行なう場所であるのだが、新しい技術を、新たなるトレンドを発表する機会でもあり、コンシューマーに対してどのような影響を与えるのか、ということが見える展示会でもある。
日本では4K/8K放送が始まり、4Kテレビは着実に浸透を見せている。欧州もまた4Kテレビは広く普及し、一昨年のシャープに続き、昨年はサムスン、LGが8Kの展示を行なった。
一方のオーディオ面では、例えばソニーがウォークマン・シリーズを中心に、ヘッドフォンからヘッドフォン・アンプなど、ハイエンドなモデルを発表したことなど、記憶に新しい。
というわけで、今年もまた、皆さんと同じく“オーディオビジュアルファン目線”の好奇心をもってIFAを散策したいと思います。主要ブースの新製品のみならず、気になったモデルやニュースなど、随時お伝えする予定です。よろしくお付合いのほどお願いします。