G407 ソニー

 G407のソニーブースはふたつの空間に分けられている。その左側はスクリーンを備えたイベントスペースになっており、同社技術者による製品解説や、製品(ウォークマンやリニアPCMレコーダーなど)の歴史が紹介されていた。

画像: イベントスペースは、開発者の話を聞きたいというファンで満席

イベントスペースは、開発者の話を聞きたいというファンで満席

 取材陣がお邪魔したときは、インナーイヤホン「IER-Z1R」の開発に関するエピソードや苦労話が紹介されていたが、スクリーンに製品の構造図が映し出される度にそれを写真に収めたり、細かい仕様についてメモを取ったりしている参加者も目について、まるで技術勉強会のように感じられた。それだけ熱心なファンが多いということなのだろう。

 ソニーでは昨年、市場想定価格95万円前後という桁外れのデジタルミュージックプレーヤー「DMP-Z1」が話題を集めた。さらにイベントで採り上げていた「IER-Z1R」やスタジオモニター用の「IER-M9/M7」といった製品もリリースされており、これらでハイレゾ市場が活性化しているのは間違いないだろう。

 さらに2016年に登場したウォークマンの「NW-WM1Z」も、未だにコンスタントに売れているのだそうだ。こちらも市場想定価格30万円前後という高級モデルであり、それだけ音質に対するユーザーの評価が高い証拠だろう。

画像: デジタルミュージックプレーヤー「DMP-Z1」(右)とインナーイヤホン「IER-Z1R」(左)が並んで展示されていた

デジタルミュージックプレーヤー「DMP-Z1」(右)とインナーイヤホン「IER-Z1R」(左)が並んで展示されていた

画像: ソニーが26年ぶりに発売したスタジオ収録用コンデンサーマイクの「C-100」。50kHzまで収録でき、ハイレゾ音源制作にも活躍するだろう

ソニーが26年ぶりに発売したスタジオ収録用コンデンサーマイクの「C-100」。50kHzまで収録でき、ハイレゾ音源制作にも活躍するだろう

G602 テクニクス

 フォノイコ内蔵でカートリッジも付属しているアナログプレーヤー「SL-1500C」が注目を集めているテクニクスは、C602にブースを構え、各製品のパフォーマンスを充分に体験できる展示を行なっていた。

 入り口正面に設けられたDJブースには5月末に発売された「SL-1200MK7」が2台設置され、DJ BUNTA氏によるパフォーマンスも開催されていた。もともとDJに愛用者が多いSL-1200シリーズであり、その最新モデルでのプレイが間近で見られるとあって、多くの来場者が足を止めていた。

画像: DJ BUNTA氏によるパフォーマンス

DJ BUNTA氏によるパフォーマンス

 その横に設置された試聴スペースには、まさにOTOTEN2019の前日(6月28日)に発売されたばかりの「SL-1500C」と、同社製ターンテーブルの最上位モデル「SL-1000R」が並んでいる。Sl-1500Cは10万円、SL-1000Rは160万円(どちらも税別)という価格差の製品を同時に試聴できるとあって、ここもイベントのたびにファンが集まっていたそうだ。

画像: G602 テクニクス
画像: 試聴コーナーはテクニクスRシリーズを中心とした機器で構成されていた

試聴コーナーはテクニクスRシリーズを中心とした機器で構成されていた

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