アキュフェーズから、純A級ステレオ・パワーアンプ「A-48」が発売される。定価¥680,000(税別)で、7月中旬の発売を予定している。

画像1: 純A級パワーアンプが奏でるサウンドを堪能しよう。アキュフェーズのパワーアンプ「A-48」が¥680,000で発売決定。「A-47」以来4年ぶりのモデルチェンジを果たした

 A-48は2015年7月に発売された「A-47」が4年ぶりにモデルチェンジを果たした製品となる。信号入力部に上級機のA-75と同等の低雑音ディスクリート・アンプを採用、さらに電力増幅部にもA-75と同等の回路を採用することにより、高出力と定電圧駆動特性を両立させている。大型スピーカーも余裕を持ってドライブ可能な点もポイントだ。

 A-48の特長は以下の通り。

●低雑音化
・S/N(GAIN:MAX)=117dBを達成(A-47の116dBから1dB向上)
・信号入力部にA-75と同じ回路構成を採用した低雑音ディスクリートアンプを搭載(A-47はオペアンプIC)
・信号入力部22dB、電力増幅部6dBのゲイン配分により雑音性能を向上

●A級動作パワーアンプ
・電力増幅部にA-75と同じ回路を採用し、低インピーダンス負荷時でも安定してスピーカーを駆動
・電力増幅部にはFairchild製の新型MOS-FETを採用
・新型高効率大型トロイダルトランス
・大容量フィルターコンデンサー(A-47の56,000uFから60,000uFへ容量増加)
・MOS-FETの6パラレルプッシュプル出力段

●定電圧駆動パワーアンプ
・ダンピング・ファクター=800(A-47の600から向上)
・低オン抵抗MOS-FET出力リレー採用(オン抵抗A-47の1.9mΩから1.0mΩへ)
・電力増幅部の出力配線を最短化した理想的な内部構造を実現
・スピーカー端子直近からNFBをかけることで、端子位置での出力電圧を理想的に制御
・基板直付けスピーカーターミナル

●過電流検出機能
・A-47までの異常検出(直流検出、過温度検出)に加え、過電流検出機能を追加
・過電流を検出すると、出力リレーを切断してアンプを保護
・メーターランプを点滅させることで異常を通知
・過電流を検出した場合には、電源を切り、スピーカーを正しく接続してから再度電源を入れることで正常復帰

●高感度針式パワーメーター
・-50dBの指標を追加し、-60dBの小音量時からメーターが振れるように改善

●洗練されたデザイン
・アルミヘアーライン仕上げのトッププレートを採用
・新塗装採用のヒートシンク・スピーカー切り替えスイッチをロータリースイッチ化
・DUAL MONO設定時に点灯するLEDを追加

画像2: 純A級パワーアンプが奏でるサウンドを堪能しよう。アキュフェーズのパワーアンプ「A-48」が¥680,000で発売決定。「A-47」以来4年ぶりのモデルチェンジを果たした

「A-48」の主なスペック

●定格出力:45W×2(8Ω)、90W×2(4Ω)、180W×2(2Ω)、360W×2(1Ω)
●ブリッジ接続時定格出力:180W×2(8Ω)、360W×2(4Ω)、720W×2(2Ω)
●全高調波歪率:0.05%(2Ω負荷、両チャンネル同時動作)
●接続端子:バランス入力1系統(XLR、極性切替スイッチあり)、アンバランス入力1系統(RCA)
●消費電力:272W(8Ω負荷定格出力時)、180W(無入力時)
●寸法/質量:W465×H211×464mm/33.0kg

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