NECディスプレイソリューションズから、業務用液晶プロジェクター「NP-P605ULJL」が、7月下旬に発売される。価格はオープンで、同社オンラインサイト価格は¥562,000(税別)となる。

画像: 6000ルーメンの明るさを実現した業務用プロジェクター「NP-P605ULJL」

6000ルーメンの明るさを実現した業務用プロジェクター「NP-P605ULJL」

画像: 接続端子HDMI入力を2系統装備(HDCP2.2準拠)

接続端子HDMI入力を2系統装備(HDCP2.2準拠)

 NP-P605ULJLは、レーザー光源搭載の業務用モデルの中ではエントリークラスとなるPシリーズの新製品で、現行「NP-P525ULJL」(今年2月発売)に対して、静粛性と輝度(明るさ)を高めたモデルとなる。輝度は20%アップの6000ルーメンを実現している。

 近年、レーザー光源を搭載した5000ルーメンクラスの小型業務用プロジェクターの市場は拡大しているそうで、用途も、会議室といったビジネス向けだけでなく、美術館や図書館といった文教面での利用も増えているという。そうした利用シーンでは、より高い静粛性が求められることから、本製品では光学エンジンブロックを密閉化。その内部に、冷却用のファンやヒートパイプも封入してしまうことで、19dB(エコモード時)という、ホームシアターモデルよりも高い静粛駆動を実現した。加えて内部のパーツ配置についても、冷却効率を高めるような最適化が行なわれているという。

画像: 密閉化した光学ブロックの模型。中央に三つ並んでいる円柱形のものがファン。映像(光)は、左下に向かって投写される

密閉化した光学ブロックの模型。中央に三つ並んでいる円柱形のものがファン。映像(光)は、左下に向かって投写される

 また、レーザー光源によってまず、ランプ交換が不要になったこと、光源そのものの長寿命化が実現できたこと(約2万時間)、光学ブロックを密閉化したことでフィルターそのもの&フィルター交換が不要となったことで、メンテナンス作業を大幅に減らせるため、ランニングコストを抑えられるのも、業務用としては大きなメリットになるだろう。ある意味、一度設置してしまえば、壊れない限り寿命が来るまで使えることになる。

 プロジェクターとしての基本スペックは、液晶三板式、パネル解像度は1920×1200(サイズは0.64型)、推奨画面サイズは30~300型、明るさは6000ルーメン、接続端子はHDMI入力2系統(HDCP2.2準拠。しかし、HDR入力は非対応)、ミニd-sub15ピン、20Wのモノーラルスピーカー内蔵など。寸法はW480×H122×D407㎜/9.7kg。

 そのほか、専用アプリ「MultiPresenter」(Windows、MacOS、Android、iOSに対応)をインストールしたPC、スマホ、タブレットなどの映像をネットワーク経由で本機に投写でき、最大16分割した画面で同時に表示できる。

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