ベンキュージャパンから、4K/HDR対応のDLPプロジェクター「HT2550M」が5月30日に発売される。価格はオープンで、想定市場価格は¥170,000前後となる。
HT2550Mは、昨年発売の「HT2550」の後継モデルであり、4K UHD&HDRというメインフィーチャーを引き継ぎつつ、各部に改良を行ない、ホームシアター用モデルとしての画質をブラッシュアップした製品。
同社は2017年、家庭用のDLPプロジェクターとしては初となる4Kモデル「HT8050」を発売以来、精力的に4Kプロジェクターを各種投入してきた。その結果、本年度の第一四半期の4Kプロジェクターの販売実績において、実に47%近くものシェアを獲得したという。
型番の末尾に付く「M」は、モデファイを意味するそうで、HT2550Mではまず、搭載するDMDチップがHT2550に比べ一世代新しくなっている。詳細はナイショということだが、チップのアスペクト比が、ビデオや映画の映像と同じ16:9になったことで、主にコントラスト面で有利になっているという。また、一部スペックについては数値上ダウンしているものもあるが、これは設置性や画質の向上に即した変更(改良)の結果なのだという。
レンズも刷新されているし(光の透過特性をアップさせたそう)、HT2550では非対応だった放送用のHDR規格であるHLGへの対応も果たされているなど、マイナーチェンジを超える改良が行なわれている。
なお、100インチの投写距離は3.32~3.65mとなる。
HT2550Mの主な仕様
投写方式:DLP technology by Texas Instruments
画素数:4K UHD (3840 x2160)
輝度:2,000ルーメン
寸法:W353×H135×D272 mm
質量:約 4.2 kg
ズーム:1.1倍
光源:240W
静音性:29 / 33dB (エコノミー / 標準)
入力端子:HDMI端子×2 (うちHDMI1: HDMI2.0, HDCP2.2対応 / HDMI2: HDMI1.4a, HDCP1.4対応)、ミニD-sub15ピン×1、オーディオミニジャック×1
出力端子:オーディオミニジャック×1
制御入出力:RS232c端子×1、USB Type-MiniB×1、USB Type-A×1(給電専用)
コントラスト比:10,000:1
画面サイズ:60型~300型
アスペクト比:16:9
対応解像度:VGA (640x480)~4K UHD (3840x2160)
スピーカー:5W×1
消費電力:最大385W (待機時0.5W)