米国 Wilson Audio(ウィルソン・オーディオ)より、伝説的な小型モニタースピーカー「WATT」を凌ぐパフォーマンスを持つ「Tune Tot」(チューン・トット)が発表された。2月15日からの受注開始を予定しており、価格は以下の通りだ。

Tune Tot
スタンダードカラー:ブラック/グレー/ブラウン ¥1,880,000(ペア、税別)
アップグレードカラー:レッド/アイボリー ¥1,980,000(ペア、税別)

Tune Tot用オプション
アイソレーション・ベース:グレー/シルバー/レッド/ブラック ¥420,000(ペア、税別)
ウーファー・トリムリング:ボディカラーと同色 ¥130,000(ペア、税別)

画像1: Wilson Audioから、小型モニタースピーカー「Tune Tot」が登場!伝説の銘機「WATT」を凌ぐ実力とは?

 同社は1985年に「WATT」(Wilson Audio Tiny Tot)という小型モニタースピーカーを発表、大きな話題となった。その後「WATT/Puppy」システムとして進化を遂げ、小型モニタースピーカーとしての役割を終えている。

 今回登場したTune Totは、ウィルソン・オーディオの原点回帰とも言える製品で、最新テクノロジーを駆使してWATTを凌ぐ小型化を実現させたモデルとなっている。

 具体的には、WATTの魅力である透明性の高い立体的なサウンドステージの再現性を踏襲し、最新のエンクロージャー技術とドライバーユニットにより軽やかで充分な低域再生を実現しているという。

 Tune Totのエンクロージャーには、同社の特許素材である超制振コンポジット材、X-マテリアルとS-マテリアルが採用されている。また、向かい合うすべての面が平行にならない形状を採用することで、エンクロージャーの内部反射を排除しているそうだ。

 さらにエンクロージャー背面にエアーベントを設けることで、ウーファーのリニアリティを充分に確保。そのウーファー振動板にパルプコーンを採用し、リニアにしかも軽くドライブすることで、あたかも大型スピーカーのような軽やかでソリッドな低域再現を獲得したそうだ。

 本体にはステンレス製スパイクが付属しており、スパイクの高さを変更することでバッフル面の仰角を微調整できる。これにより、ドライバー間のタイムアライメント調整が可能になっている。

画像2: Wilson Audioから、小型モニタースピーカー「Tune Tot」が登場!伝説の銘機「WATT」を凌ぐ実力とは?

Tune Totの主なスペック

●仕様:2ウェイ2スピーカー、リアベント方式
●使用ユニット:5.75インチウーファー、1インチドーム型トゥイーター
●出力音圧レベル:86dB/W/m
●インピーダンス:8Ω
●再生周波数帯域:65Hz〜23kHz
●エンクロージャー:Xマテリアル+Sマテリアル
●寸法/質量:W220×H380×D260mm/13kg

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