レンズ一体型の普及の4Kモデル「LX-MH502Z」もラインナップ
キヤノンから、業務用プロジェクターの新製品として、ネイティブ4K解像度のパネルを搭載した「4K6020Z」「4K5020Z」、およびレンズシフトによって4K表示が可能な「LX-MH502Z」、そして、今年6月に発売したレンズ交換可能なプロジェクター「WUX」シリーズと共用できる交換レンズ「RS-SL07RST」を発表した。発売時期と価格は下記の通り。
ネイティブ4Kプロジェクター
4K6020Z 2018年12月中旬発売 オープン価格(想定市場価格¥3,180,000前後※)
4K5020Z 2018年12月中旬発売 オープン価格(想定市場価格¥2,980,000前後※)
※ともにレンズ別売り
4Kプロジェクター
LX-MH502Z 2018年12月上旬発売 オープン価格(想定市場価格¥598, 000前後)
交換レンズ
RS-SL07RST 2018年12月中旬発売 オープン価格(想定市場価格¥498,000前後)
4K6020Zと4K5020Zは、LCOS方式のネイティブ4Kパネル(水平4096×垂直2160画素)を搭載した3板式の製品。光源はレーザーで、6月に発売したビジネス用プロジェクター「WUX7000Z」と共通のプラットフォーム設計を採用することで、ネイティブ4Kプロジェクターとして世界最小・最軽量を実現。レンズ交換の仕様も共通化されており、WUXシリーズ用として発売されている交換レンズ6種類を組み合わせることが可能。今回追加されたRS-SL07RSTと合わせ、7種類のレンズが選べることになる。
4K6020Zと4K5020Zの違いは明るさのスペックで、4K6020Zは6000ルーメン、4K5020Zは5000ルーメンとなる。HDR映像入力にも対応しており、UHD Blu-rayのHDR10、および放送のHLGの両方式の映像投写が可能。
LX-MH502Zは、DLP方式のレンズ一体型プロジェクター。0.47型DMD(解像度水平1920×垂直1200)によって、4K映像(水平3840×垂直2160)の表示が可能なモデルだ。明るさ5000ルーメン、コントラスト50000:1というスペックを持ち、最大300インチまでの投写が行なえる。光源はレーザー式となる。
レンズは光学1.6倍ズームで、レンズシフトは上下60%、左右23%の可動に対応し(手動)、設置性も高く設計されている。100インチ(16:9)の投写距離は、2.99~4.79mとなる。
交換用レンズのRS-SL07RSTは、4K6020Z、および4K5020Z用に開発された4K専用の標準ズーム(1.76倍)レンズ。100インチ(16:9)の投写距離は3.00~5.29m。