ドイツのスピーカーメーカーELAC(エラック)から、新しい400 LINEとなるVeal400シリーズが発売される。ラインナップはトールボーイの「VELA FS407」と「VELA BS403」の2モデルで、価格は以下の通り。発売時期は11月の予定。

FS 407
¥660,000(ペア、税別、ブラック・ハイグロス、ホワイト・ハイグロス)
¥700,000(ペア、税別、ウォルナット・ハイグロス)

BS 403
¥330,000(ペア、税別、ブラック・ハイグロス、ホワイト・ハイグロス)
¥350,000(ペア、税別、ウォルナット・ハイグロス)

画像: ▲エラックの新しい400 LINE。左がFS407で右がBS403

▲エラックの新しい400 LINE。左がFS407で右がBS403

 Vela 400シリーズの外観デザインは従来の400 LINEから一新され、ドライバーユニットのポテンシャルを引き出すために、きめ細かな改良が施された。一番の進化はキャビネット構造で、フロントバッフルをスラントさせ時間軸の整合が図られた。そのキャビネットをアルミダイキャストの堅牢なベース部にマウントすることで、安定した設置が可能になっている。

 上位モデルのFS407は、内部が5つの部屋に仕切られ、定在波の発生を防ぐため平行した面を持たないように設計された。下方ふたつの部屋には風切り音を起こさないグラスファイバー製デュアル・フレアポートが装着されている(下図参照)。

 トッププレートとターミナルプレートをアルミで成型することで共振を排除、バスレフポートを本体下部に下向きに配置することで、設置の自由度を高めた。これはBS403も同様だ。

 トゥイーターには、エラック本社工場でハンドメイドされるJET Vを採用。薄膜状の振動板を折り曲げたベンディング・ウェーブ方式で、25mm径ドーム型トィーターの10倍の面積を備えているのが特長だ。VelaシリーズはJET Vに新たにデザインされたウェーブガイドを装着し、理想的な放射特性を得ている。

 AS-XR(アルミ・サンドイッチ)ウーファーはペーパーコーンにアルミニウムコーンを重ねたハイブリッド振動板で、軽量で内部損失に優れているのが特長。エラックでは表面にクリスタル・ラインと呼ばれる幾何学模様のパターンをつけることで、強度を10倍に高めている。Velaシリーズに採用された150mmウーファーは、エッジ部分を拡大してロングストローク・モーションのレスポンスを高め、パワーハンドリング性能を向上させているのもポイントだ。

 ネットワーク回路は、それぞれの干渉を防ぐために、ウーファー専用基板とトィーター専用基板がセパレート構成されている。また両モデルともバイワイアリング接続にも対応済みだ。

画像: 新世代 ELACがいよいよ発動。新Vela400シリーズとして、トールボーイの「VELA FS407」とブックシェルフ「VELA BS403」がリリース決定

VELA FS 407のスペック

●型式:2.5ウェイ3スピーカー、バスレフ型
●使用ユニット:150mm AS XRコーン型ウーファー×2、JET 5トゥイーター×1
●クロスオーバー周波数:450Hz、2.4kHz
●再生周波帯域:30Hz〜50kHz
●能率:88dB/2.83 V/m
●インピーダンス:4Ω(最低保証)
●寸法/質量:W1000×H229×D266mm/19.1 kg
●カラリング:ブラック・ハイグロス、ホワイト・ハイグロス、ウォルナット・ハイグロス

VELA BS 403のスペック

●型式:2ウェイ2スピーカー・バスレフ型
●使用ユニット:150mm AS XRコーン型ウーファー×1、JET 5トゥイーター×1
●クロスオーバー周波数:2.4kHz
●再生周波帯域:41Hz〜50kHz
●能率:86dB/2.83V/m
●インピーダンス:4Ω(最低保証)
●寸法/質量:W362×H191×D240mm/7.1 kg
●カラリング:ブラック・ハイグロス、ホワイト・ハイグロス、ウォルナット・ハイグロス
※専用スタンド:LS 80 価格未定(グレーは12月、ブラック/ホワイトは1月発売予定)

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