ここ数年、イヤホン市場では完全ワイヤレスモデルの人気が高まっている。それらに対するユーザーニーズは、「音質がいい」「Bluetooth対応であること」「バッテリーの持ち時間」「耳へのフィット感」といったテーマが並んでいるそうだ。

 ソニーでは、それら要望を満たした完全ワイヤレスイヤホンとして、「WF-SP900」(市場想定価格3万円前後、10月27日発売)を発表した。イヤーピースが左右で分かれた独立型で、重さも片方約7.3gとひじょうに軽い。

画像: ▲ソニーのトゥルーワイヤレスイヤホン「WF-SP900」。10月27日発売で、価格は3万円前後だ

▲ソニーのトゥルーワイヤレスイヤホン「WF-SP900」。10月27日発売で、価格は3万円前後だ

 WF-SP900の第一の特長は、4GBのメモリーを内蔵している点だ。これにより128kbpsのMP3なら楽曲を約920曲(1曲4分の場合)保存できるので、いちいちスマホやDAPとBluetoothでつながなくても、簡単に音楽が楽しめることになる。

 また本体はIP68(完全な防塵構造で、水面下での使用が可能)の防塵・防水対応なので、雨が降っていても、あるいは水泳等で使っても問題ないそうだ。そのための水泳用イヤーピースも付属している。ただし、耐熱特性はマイナス5度〜35度なので、お風呂での使用はNG。

画像: ▲収納ケースは「EF-SP700N」の回転スライド式から、写真のような上部をパカッと開けるタイプに変更された

▲収納ケースは「EF-SP700N」の回転スライド式から、写真のような上部をパカッと開けるタイプに変更された

 内蔵メモリーだけでなく、Bluetooth経由での音楽再生も可能で、コーデックはSBCとAACに対応している。なおBluetooth再生では最大3時間、メモリーを使った場合は最大6時間の連続再生ができる。充電は専用ケースに本体をセットすれば自動的にスタートし、ケースにフル充電しておけば本体に3回充電可能となる。本体の充電時間は約2.5時間、ケースは約3.5時間だ。

 搭載するドライバーはソニー製BAドライバーで、入力信号に忠実に振動板を制御することで、透明度の高い中音域を再現する。

画像: ▲付属品一覧。防水性を高めた水泳用のイヤーピースも付属する

▲付属品一覧。防水性を高めた水泳用のイヤーピースも付属する

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