『ワーグナー:楽劇《ジークフリート》舞台祝典劇「ニーベルングの指環」第2日』
型番:SSHRS-022~024
メディア:SACD3枚組
¥19,980(税込)
LPサイズのジャケット仕様で、シングルレイヤーのSACD3枚組
ステレオサウンドは、最新の技術を駆使して、最良の音をお届けする「オーディオ名盤コレクション」の最新作として、『ワーグナー:楽劇《ジークフリート》舞台祝典劇「ニーベルングの指環」第2日』のSACD(3枚組)を、本日6月15日より販売する。
本作は、英国のデッカ・レコードが、ショルティ指揮のウィーンフィル、そして厳選されたワーグナー歌手らとともに、1958年~1965年にかけて行なった「リング」のステレオ全曲録音プロジェクトからの、SACD化パッケージ。
制作は、マスターテープの音をできる限り忠実にディスクに収録するために、イコライジングやノイズカットなどの補正処理は行なわず、ほぼ無加工でデジタル化。当時は、限られた関係者しか聴くことのできなかったアナログ・マスターテープの音声を、メディアに封じ込めている。
なお、今回マスターとしたのは、1970年代に英国デッカから、当時の輸入元であったキングレコードに提供されたセイフティ・アナログ・マスターテープ。オリジナル・アナログ・マスターから直接作られた(ダビングされた)もので、プレス用のメタルマスターに不備があった場合に使う、文字通り緊急用の素材なのだ。
長らくその所在は不明であったが、日本のユニバーサルミュージックの粘り強い調査の結果、ついに発見。デッカ本社の承認を得て今回、世界初のSACD化が実現した。
1997年以降、市場に流通しているデジタルパッケージは、アナログ・マスターテープの痛みによるノイズなどをカット、あるいはイコライジング処理を施した、通称ジェイムズ・ロック・リマスターであり、本SACDは、そのリマスター作業が行なわれる前の貴重なサウンドを収録している。
パッケージの仕様は、シングルレイヤーのSACD(通常のCDプレーヤーでは再生不可/ステレオ音声のみ収録)の3枚組で、CDのセットはなし。加えて、追加生産を行なわない、完全数量限定盤となる。
ジャケットについては、LPサイズの特装仕様であり、同サイズのブックレットを付属する。そこには、歌詞の対訳、ジョン・ショルティによる初レコーディングについての序文、渡辺 護氏による詳細な楽曲解説(LPからの転載)などの作品に関する資料を網羅した50ページを超える豪華仕様としている。